以前、とっくり(徳利)を集めていた人がいた。
200個以上集まったので、展示するところを探している、と言われた。
明治、大正時代のころは、酒を買いに行くと 酒屋さんが とっくりに入れて売ってくれたという。
容れ物のとっくりは酒屋さんのもので、中身の酒を量り売りしてくれてたものらしい。
それゆえにとっくりには 酒屋の屋号が書かれている。
何合入りかわからないが、高さ28センチ、胴回り23センチ。
先日、実家に行ったとき、兄が何処で手に入れたか たくさんのとっくりを持っていた。
「欲しければいくつでも持っていけ」というので、「井筒屋」と、読めないが「ヤマ覺」と書いてあるのをもらってきた。
さあ 何にする?
満月の夜、萩とススキを入れて、団子でも飾ろうか・・。
どちらも 色 艶がよく、唐津焼のような趣きがあり、見飽きない。