【このカット写真は「家庭画報」より】
雑誌(家庭画報)を見ていて、
ふと わたしもこんな掛け花を作ろうと思った。
黒泥の土を使用。
雑誌のと同じでは 芸がないので、
わたしなりに白化粧で少し模様をつけてみた。
庭からピンクのわびすけを 一輪・・
・・いかが。
焼成後が楽しみ。
何十年も生きてきて、コーヒーショップ(喫茶店)へ
ひとりで入ることはなかった・・
コーヒーを飲むときは いつも誰かと一緒・・
きょうは大型ショッピングモールで一時間ほど、
ひとりで時間をつぶさなければならなかった。
買い物にも飽きてしまったので、
コーヒーを飲むことにした。
岸恵子著の『私の人生 ア・ラ・カルト』を持参していた。
著者は年上ながら「喫茶店でよく原稿を書く」など
オシャレな生き方をされているので感服している女性。
わたしも今日は自分のブログの下書きを
コーヒーを飲みながら書いた。
ちょっぴり作家気取り ?
一度コーヒーショップで作文を書いてみたかった。
月一回の作文教室は 楽しみ。
皆さんの童話、エッセイ、小説ありと、さまざまなジャンルの
ユニークな原稿が発表されるので、毎回が 待ち遠しい。
きょうの教室で わたしはある本の感想を読んだ。
先生からいただく批評がドキドキだ。
「Tさん、この文はいいですね」と言われ、
ごきげんで 帰ってきました・・
【カット写真】 フクロウ(籐工芸)
今朝 新聞を開いて びっくり。
ベルリン国際映画祭の授賞式で、
『小さいおうち』に出演の黒木華さんが、
最優秀女優賞に選ばれた。
わたしは以前に
直木賞受賞作家・中島京子さんの
『小さいおうち』を読んでいた。
映画化されたので 見たいと思ってたので、
きょうさっそく見てきた。
黒木華さんの、しっとりと落ち着いた役(女中タキ)を演じたのに好感が持てた。
奥様の道ならぬ恋の邪魔をして、
死ぬまで悩み抜いた女中さん。
その晩年の役(倍賞千恵子さん)ら、
脇役陣がこれまた上手で見応え充分。
よい映画でした。
【写真】 中島京子・著 『小さいおうち』 文春文庫
2012.12.10.第1刷 @534e
植松三十里(うえまつ みどり)・著
『 調印の階段 』 PHP研究所・刊
植松三十里・著 『 おばさん四十八歳 小説家になりました 』の中で、これから書くと紹介されていた本。
日本史上で最も不名誉な”仕事”を買って出た男の、
重光葵(しげみつ まもる)(外交官)のことを小説にした本。
わたしは重光葵という男性(明治16年生れ)を知らなかった。
本書を読みながら
日本にもこんなすごい方がおられたと何度も尊敬した。
敗戦後の外務大臣としてGHQと向き合い、
占領軍の軍政を排し、国体を護持できるとの草案を導き出す。
マッカーサーは降伏文書調印の際、重光氏のことを
「こんな切れ者の外務大臣を相手にしようとは予想もしなかった」と言ったとか。
上海勤務の時期に片脚を失い、悶々と日々を送っていたとき、
支えたのは生まれたばかりの娘と亡き母という。
こんなに強い人にも、やはり支えたのは家族だった。
色褪せた久留米絣(かすり)の着物を着たお母さんが生きがいだったのですネ。
本書を読み終えて重光葵のことをもっと知りたいと思った。
また昭和史を勉強せねばと思い、取りあえず中公新書 渡辺行男著『 重光葵 上海事変から国連加盟 』を Amazonで注文した。
【写真】植松三十里・著『 調印の階段 』PHP研究所・刊
2012年8月22日 第1刷第1版発行 @1900e
用事があるけれど すぐに終わるからと、
家人が言う。
それなら近くにある三井ショッピングパーク”ららぽーと磐田”で、遊んで待っていることにしてついて行く。
ららぽーと磐田(高見丘工業団地)一帯は茶畑だったという。
今も周りはず~っと茶畑。
家から東名高速道路を使って2時間。
”ららぽーと”は若向きの店が多く つまらなかった。
が、無印良品の店や 大きな本屋、雑貨店は
時間を忘れるほど楽しかった。
ここを出て少し足を延ばして、日本平PA(静岡市)まで・・
冬晴れで 雪をかぶった富士山もよく見えて 満足。
植松三十里・著 東京堂出版・刊
『 おばさん四十八歳 小説家になりました 』
最近 ブログに書きたいような本は読んでいないので・・
本書は 本当におもしろかった。
昨年12月に出版されたばかり。
歴史小説家として作家稼業を始められたころのこと。
デビューされてからの苦労話も身につまされる。
その中でも 次女の不登校の苦労話は
他人事でもドキドキと心配した。
著者はこの次女の不登校を書かなかったら、
小説家になった理由が説明できない、
と言われているのが理解できた。
文学賞を受賞され、その賞金や副賞にまつわる話も、
小説家はこういう笑いや涙ありの生活をされるのか・・
おばさん小説家の奮闘記が身近に思えた。
この作家の歴史小説は、まだ一冊も読んでいない。
さっそくに昭和史のヒーロー:重光葵(外交官)を小説化した、
『 調印の階段 』を読みたい・・
【写真】 植松三十里・著 東京堂出版・刊
『 おばさん四十八歳 小説家になりました 』
2013.12.10.初版発行 @1500e
近くへ行ったので、
”400年の歴史と 絞りの里”有松へ 回ってみた。
これまでに二度ほど この地を訪れていた。
有松は 絞りの名産地として 発展してきた町。
絞りを学び、今はすばらしい作品を作られたり、
同好の多くの女性に教えておられる友人がいる。
作品もいくつか分けていただいている。
有松・鳴海絞り会館で実演を見せていただいた。
友人もこのように見事な手さばきで作られたのだなあ、
と感心してきた。
有松の町並みを歩いていると、
きょうは静かで 歴史を感ずる。
所どころにモダンな絞りの作品が売られているギャラリーもあり、楽しかった。