友人と美濃の国 久々利に、とろろめしを食べに行ってきた。
自然薯料理と 四季の食材を使った小さな懐石風の料理。
色取りもよく、目でも味わう和食は とても おいしかった。
隣り家のギャラリー萬葉は、
古民家の佇まいと、里山の雰囲気を味わいながら、
とっておきの作品を ながめられます。
わたしは室礼も調度品も、うっとり見とれてきました。
8月の企画展は三浦亜希子さんの陶芸と、中井亜矢さん作品(硝子)。
ちょうど中井亜矢さんが飾りつけを始められたところでした。
中井さんは瀬戸に工房があるということで、
(わたしの実家が瀬戸)話しがはずみました。
作品は個性的な色のものが多く、
いままで見たこともないようなもので、輝いていました。
欲しい作品があったのですが、旅行を控えてるので、
ぐ~っと我慢をしてきた。
・・わたしの娘の年ごろの やさしそうな女性でした。
【写真】「とろろめし 萬葉 」 TEL 0574-64-5060
と「ギャラリー 萬葉 」 TEL 0574-64-5333 で。
岐阜県可児市久々利字岡本810
7月24日、25日は地蔵盆。
にっこりと ほほえむ あの地蔵様は、
日本人にとって最も身近にある仏様。
4、5年前に 知人に頼まれて陶器でお地蔵さんを作った。
あれからもう100体以上も制作した。
妙高山 真伝不動明王寺で「竹華灯籠まつり」をしているので、ちょっとだけ見に行ってみた。
各務野自然遺産の森の近くで、静かな寺。
案内の説明を聞いて、すこしはこころ豊かになったことでしょう。
いつまでも純粋な心を持ち、
皆んな仲良く感謝して暮らせたら・・。
そんな願いを込めた仏様の姿を拝見し、
思いがけない地蔵盆の出逢いを過ごした。
10年来 使ってきた圧力鍋が壊れたので、買い換えました。
今の前に使っていたのも(フランス製のセブ)、10年以上も使い続けていたので、いまさら圧力鍋を止められない。
一番の使用頻度は、豆類。
角煮のような分厚い肉、牛すじを煮る時。
丸のままのじゃがいも、里芋を煮る時。
今回も 外国製か、日本製にするか。
容量(大きさ)はどうしよう。
片手か、両手か、などいろいろ悩みました。
日本製の両手。
値段も圧力鍋としては、中くらいのものに決定。
明日は さっそく白いんげん(白花豆)のカレー風味ドレッシング和えを 作ってみよう。
トマトの季節。
わが家の 裏庭でも トマトが赤くなってきた。
森のマーケットで買った苗のトマト。
長さ10cmくらいのピーマン型で、中はやはりトマトというよりピーマンのようだ。
お味はやや甘さに欠けるので、ラタトゥーユに使ったら、
おいしくて 大好評でした。
本来は どうやって食べるのが いいのかしら。
二カ月に一度の文章教室の日。
エッセイ、小説、童話。
いろいろな文章を書く人が集まる。
何回か 回を重ねるうちに、
人の前で自分の書いたものを読むのにも 慣れてきた。
が、人様のものを講評するのは むつかしい。
わたしより年下だと思っていた、きれいな先生や、
親しくなった仲間の人たちに会えるのが楽しみ。
2時間半は 少しの緊張と 学ぶ喜びで、
とっても短く感じられる。
【写真】「大人のための文章教室」会場の各務原市中央図書館入り口附近
木曽川学セミナー。
今年度の5回目。全部出席。
きょうは「木曽川沿岸の民間信仰」と題して、
中部大学の越川次郎先生。
わたしは信仰に疎いので、いろいろな神様があり、
神社がこんなに多くあることが驚きである。
また、若栗神社ののように神社によっては、この神社に祈願すれば必ず男の子が産まれる、と伝えられているとか。
天然痘が流行した時には、この神社を参拝する・・など、
神社ごとに意味があることを知り、興味がわいた。
・・この年齢まで生きてきても 知らないことばかり。
わたしは玉村豊男氏のエッセイが好きで、
何十年も前から 読んでいる。
テレビの紹介番組を見てから、長野県に在る 玉村さんのヴィラデスト農園のカフェや ぶどう畑を、いつか見に行きたいと思っている。
本書は 新聞に毎週連載されているものを、単行本化されたもの。
玉村さんの文は 第一に ことばがわかりやすい。
第二に 東京大学出身なのに えらぶらないし、ごく普通の人らしく生活を描いておられる。
現在は日本経済新聞の夕刊で毎週水曜日に、「これからの田舎暮らし」というタイトルを読ませてもらっている。
こちらもなかなか同感できるところがあり、おもしろい。
【写真】 玉村豊男・著 『 隠居志願 』 東京書籍・刊
2012.4.5.第1刷発行 @1400e
藤工芸。 おけいこ日。
人形が パーツが多くて 手間取っている。
でも ようやく メドがついた。
・・終わりがけに 色を染めて、
来週は パーツを取り付けたら 出来上がる。
黒ミカゲ土で 土びん型の 花びん。
皮藤で手を付けたかったので、先生に材料を分けてもらう。
四つ編みで取り付けたら すっきりとして よくなった。
自画自賛の 作品。 ・・いかがでしょう。
娘が 会社で使うコーヒーカップを買いたい、ということで、
美濃焼の産地・多治見へ行く。
M陶器で 見る。
わたしは 漆塗りの器を見てたら、欲しくなって買ってしまった。
レンジ用の器も買って代金も払ったのに、
家へ帰ってみたら、お店の袋に それだけ入ってなくて がっかり。
・・問い合わせたら、後で送って下さるということにはなったが。
この料理には これを盛り付けよう・・と考えながら、
器を見て歩くのは どうしてこんなに愉しいのか。
雨粒は落ちて来ないが、どんよりとして 蒸し暑い。
犬山ホテルの横を通り抜け、木曽川沿いを歩く。
ライン大橋を渡り切れば岐阜県に入るので、
途中までで引き返す。
材木町から四日市交差点を通って、しみんていまで帰る。
6000歩くらいかな・・。
昼食は ごく最近できた「カフェ さくら坂」コーヒーショップで。
わたしは、とろとろに煮込んだという、牛肉を挟んだパンのランチ。
肉はともかくパンがおいしかった。
古民家を改築したカフェ。
インテリアも上品でインドネシア産のテーブルがオシャレ。
「この席に座れば、犬山城がみられます」と店主さん。
「夜はライトアップされて きれいですヨ!」と。
三冊目。
30年ほど前、わたしは 初めてソウルへ出かけた。
訪ねた韓国人の友人 黄さんが、雪岳山へ連れて行ってくれた。
そこの小さな食堂で「どんぐりのムク」を 初めて食べた。
おいしくて その味が忘れなれなくて、訪韓の折りには 食堂をさがして食べたりしている。
この本の「緑豆のムク どんぐりのムク」の項に、
おいしい「どんぐりのムク」の味は 山の湧き水が決めるとあった。
・・納得。
雪岳山は 山の湧き水がおいしいことを あのとき知っていたので。
そして「どんぐりのムク」が、こんなに手のかかる料理だったとは。
平松さんの料理エッセイ「よい香りのする皿」には、
キムチのピラフは15分でできる、とある。
(ムクに 比較すれば すぐできるが・・)
これも 絶妙な味で、わたしの大好きなご飯・・。
【写真】 『 ~食べる旅~ 韓国むかしの味 』 平松洋子・著
新潮社・刊 2011.1.25.発行 @1500e
二冊目。
『 それは ヨン様から はじまった ~私たちの韓流~ 』
向山昌子・著 河出書房新社・刊
これは「スッカラ」という韓国を紹介する雑誌に連載されていた。
わたしは この雑誌を2年くらい 毎号読んでいた。
著者が 韓流ドラマを観た感想から、自分の生活を考えるという内容。
「冬のソナタ」「美しき日々」「ホテリア-」「初恋」「四月の雪」「クッキー」・・
本書に登場する韓国ドラマは どれも観ている。
わたしの知っている韓国女性は 情に厚く、優しい。
また 家族の結びつきは ほんとうに濃い。
韓国の女性(数人だが)と30年近く、親しくさせていただいている。
このことは わたしの 宝 のひとつ。
【写真】 『 それはヨン様から はじまった ~私たちの韓流~ 』
向山昌子・著 河出書房新社・刊
2008.8.29.初版発行 @1500e
ほぼ一カ月後に ソウルへ行くことになったので、
わたしの中では もう韓国ムードいっぱい。
読む本も 韓国に関するもの 三冊。
yossy & kay・著 『 su・te・ki ソウルカフェ 』
実業之日本社・刊
ソウル カフェは 韓国に住む日本の女性が書いたもの。
サブタイトル「 ス・テ・キ 」そのままに、すてきなカフェの紹介もの。
アルムダウン茶博物館・・一番に 行きたいなあ。
ここなら仁寺洞に在るので 自分でもひとりで行ける。
耕仁美術伝統茶院は、15年前に 陶芸仲間を案内して行ったことがある。
江南区の方にも 久しぶりだから行ってみたい。
ここは韓国の人で一番最初に わたしが仲良くなった黄さんが 住んでいるところ。
【写真】(三冊のうち 一番上)
yossy & kay・著 『 su・te・ki ソウルカフェ 』
実業之日本社・刊 2010.12.25.初版第1刷発行 @1300e
本日は「国境河川の民俗誌 ~筑後川と木曽川との比較から~ 」
講師は 九州産業大学 国際文化学部 準教授 須永 敬 先生。
先生は2年前まで木曽川流域に住まわれ、木曽川学の講師もしてこられた。九州の大学で教えられるようになったので、きょうのテーマ・内容として、筑後川と木曽川を比較された。
全国各地にある鵜飼だが、筑後川の鵜飼技術との比較、自然環境の違いに伴うやり方の違いも それぞれおもしろかった。
木曽川は 美濃との国境で、すべて尾張藩のもののようだが、
筑後川は 川の半分が筑前、あと半分が筑後のもののよう。
国境の紛争があちこちで、ときどき起きるのが常だったらしい。
権力(ちから)の違いにともなって、川の領域認識も違うとか。
わたしには なかなか思いがけない考えだった。
<写真下>木曽川学セミナー会場:各務原市中央図書館入り口付近。
家人が下呂へ用事で車で行くというので ついて行く。
・・と言っても 温泉ではない。
わたしは「緑の館」というコーヒー屋 に行きたかった。
このコーヒーショップは、飛騨市にある神岡宇宙素粒子研究施設スーパーカミオカンデ(小柴昌俊・東大名誉教授)に、2004年
天皇御夫妻が視察されたおりに、コーヒー(ロイヤルブレンド)を、サイフォンでたてて 差し上げた、という。
1975年創業で すこし古いが、
なかなか落ち着いた雰囲気のある店内。
お昼も近く リングトースト カツサンドイッチも食べた。
パンもおいしかった。
萩原の町は 木材の町。 きょうは一日中 雨。
山々は 霧が発生して あたかも墨絵を見ているよう・・。
題名がおもしろいので 読み始めた。
著者の年齢になれば(70代半ば)、
少しは「ワケあり」になる。
わたしの知っている著者は40代くらいだから、
まだ、健康そのものだったなぁ と思いながら・・。
「目の充電」のところでは、
高齢になると、眼も一日中使っているので 見えにくくなる。
そこで電池が切れた、充電が必要となる。
眼を閉じて休み眠る。その間充電をする、ということがそうです。
著者は 少し老いた自分の体を うまくコントロールしながら、
日常生活を過ごして居られる様だ。
・・いつんまでも お元気でネ。
【写真】 赤瀬川原平・著 『 健康半分 』 ㈱デコ・刊
2011.7.30.初版第一刷発行 @1200e
久しぶりに 一日中 家に居る。
人形も無くなったので、作陶する。
人形は 眼 ひとつで 表情が変わるので むつかしい。
この人<わたしは ひそかに、考える男性(ひと)と名付けている>も、何人作ったかなあ。
おそらく50~60人。
みんな 親離れしていった・・。
髪の毛を作る時が おもしろい。
今回は うす~いピンク色の粘土で、にんにく絞り器を使って絞り出すと、ロングヘアが出てくる。
袖を付けるのが うまくいかなくて、いつも苦労する。
高校時代の仲よし三人が 展示会を見に来てくれた。
いままでは 気恥ずかしいので 誘ったことはなかった人も、
遠方から 来てくれて うれしい。
50年も前の 高校時代の話しに花が咲き、
昔のことは忘れないものだと 懐かしがった。
卓球部のエースだった I ちゃんが、
すこし元気がなく心配だ。
これからは どんどん遊んで 愉しみましょう。
次回は 近くの そば懐石料理に行こうね、と約束して・・。