藤と陶のコラボ作品を作りたいので 陶芸を教えて・・
ということで、久しぶりに陶芸の先生をした。
身近な台所用品を型に使った。
おのおの好きなように 切込みを入れ、穴を開けた。
これだけを見ていると、知らない人は
「これ 何?!」と思われる。
これに釉をかけ、焼き物にしてから、
藤つる(丸芯、皮藤)で穴を埋めて、作品に仕上げる。
世界に一つの「私だけ」の作品ができる。
1~2ヶ月後には、また
完成品をお目にかけたい。
籐工芸は 一本の籐つる から、
魅力のある作品ができるのが うれしい。
先生の教室に通いはじめて もう三年過ぎた。
いつも明るい先生、
どの生徒さんにも ていねいに・・
あたたかく、やさしく指導されるので、
長い間 つづけている方が多い。
今回の花びんは、イメージを理解してしまうまで、
編み目が揃わなくて 苦労した。
「どなたも そうですよ」「美しくできていますよ」と
励ましてくださる。
途中でやり直しながら 編めました・・ 完成!
久しぶりに お地蔵さんを 作った。
作り始めてから6年くらいのあいだに、
100体以上になる・・
それでも 顔の表情を作るときは むつかしい。
なかなか満足がいかない・・
粘土も 信楽や 瀬戸赤、
黒ミカゲなどいろいろと使ってみた。
最近 猫(ネコ作り)も面白くて作っている。
今のところ、黒泥で作った猫は、
色は無いが 愛嬌があって いい。
作りだすと楽しくて止められない。
頼まれている湯のみや 茶わんの創作が、
どんどんと 遅くなってしまった。
新栗の季節。
知人から 栗をいただいた。
連休中で 孫が五人そろっていたので、
茹でて 食後に食べよう・・。
栗を見た孫が「栗きんとんが食べたい」と。
「えっ ! こんなにたくさん剥くの イヤだぁ」
インターネットで作り方を検索した。
娘と三人の孫が皮を剥いて、
二人の孫が手動のミキサーでなめらかにした。
収穫したばかりの栗を使ったので風味が感じられる。
甘さを抑え、おいしいきんとんができた。
8月は 夏休み。
二か月ぶりの作文教室。
9月らしく 月をテーマで書いてきた方。
いつもは創作童話の書かれている人も、きょうはエッセイを。
わたしは最近気になっている、瀬戸の民吉のことを書いた。
民吉(磁祖:加藤民吉)のことは、
みなさんご存じではなくて、いろいろな質問を受けた。
先生からも、民吉のことをもっと書かれたらと言われた。
帰路、その気になって、
近々 民吉の銅像も見に行こうかなぁ
(あの本を読んで疑問に思っていることもあるし・・)
皆さんの個性的な文章に出会い、
2時間半も 短かく感じた。
犬山口駅周辺の地図作りも進んできた。
先日、このかいわいにくわしい人から話を聞き、
確かめるためふたたび行ってきた。
ゆっくり歩く、一軒づつ。
がんばっている商店。
今は廃業して新しく建て替えたとこも多く、見応えがあり、
驚きもあり・・で充実した気分。
城下町は、奥が深いものがあり、
地図作りも慎重になる。
ランチも旧い仕出し屋で弁当を食べた。
何年か前までは結婚式場だった。
「ここで披露宴をやったよ」という会員も。
残暑きびしい日ではあったが、
学ぶことも多く、すがすがしい秋の一日でした。
9月14、15日は せともの祭り。
ここ何年かは出かけていないが。
瀬戸に居るころは、
毎年 誰かかれかお客さん(友人)を連れて出かけていた。
ちょうどこの9月12日から
中部経済新聞の連載小説「尾張藩の殿様列伝」藤沢茂弘作で、
”加藤民吉”の話しが 書いてある。
加藤民吉とは、瀬戸市内 窯神神社に祀られる「磁祖」
「陶祖」加藤四郎左衛門景正が祀られる陶彦神社。
この二つの神社の例祭日に春秋のせともの祭りが開かれる。
4日にわたる連載に書かれた内容は ほぼ知っていた。
この機会に 瀬戸では染付けというが、磁器の盛んな、
やきものの九州では どうであったか、知りたいと思い、
本棚から加藤庄三著『民吉街道』を出してきた。
これは著者のご子息(編者)から30年も前にいただいたもの。
加藤庄三・著 加藤正高・編者
『 民吉街道 ~瀬戸の磁祖・加藤民吉の足跡~ 』
著者が みずから九州へ 何度も出かけて、
民吉の足跡を訪ねられた記録もあり、おもしろい。
この本に 実名で出てくる人々は、会ったことがある人たちや、わたしの友人の父が登場するので、なつかしさでいっぱい・・
23年間 生まれ育ったふるさとの話しを、会う人に自慢したい想いを抱いている。
これも 年老いた ということか。
【写真】 加藤庄三・著 加藤正高・編者
『 民吉街道 ~瀬戸の磁祖・加藤民吉の足跡~ 』
1982.11.20.初版発行。@7,500円 発行所・東峰書房
わたしは 巻寿司を作るのが 好き。
一度 裏巻きを作りたいと思っていた。
12日のアサイチ(NHK朝番組)の番組で、
巻き方を指導していた。
さっそく巻いてみた。
ラップを使えば簡単にできました。
きょうは かんぴょう、きゅうり、卵の具を入れた。
外国人は 海苔を食べない。
黒いペーパー(海苔)でご飯を巻くとびっくりするので、
裏巻きするようになったとか。
番組では、外側は とびこを使っていましたが、
有り合わせが無かったので、
ゆかりと ごまで、ゴマかしたが、
たいへん おいしかったです。
辰巳芳子・著『 庭の時間 』は、
いつも 手元において 繰り返し読んでいる。
また『クロワッサン』の巻頭もの:
辰巳芳子「いのちの食卓」のレシピは、
毎号 「どんな料理かなあ」と楽しみである。
河邑厚徳・著 NHK出版・刊
『 手から心へ ~辰巳芳子の おくりもの~ 』
この著者は 映画監督で、
料理家としての辰巳芳子をドキュメンタリー映画にされた方。
・・「天のしずく 辰巳芳子”いのちのスープ”」
この本は、映画では 尽くせなかったことを書かれたもの。
・・小松菜を茹でる時のこと
小松菜は葉と茎では 茹でる時間に三倍ぐらい違いがある。
葉と茎とを 分けて下ごしらえしなければいけない。
「・・こういう事が まごころの込め方なのね、
愛は込め方だって」。
一生、「半端なおひたし」を食べさせてはいけない、と。
毎日料理を作るけれど、
( 誰かのために ていねいに作り、
食べる人を喜ばせているかなぁ )
と読みながら 反省しています。
【写真】 河邑厚徳(かわむら あつのり)・著 NHK出版・刊
『 手から心へ ~辰巳芳子の おくりもの~ 』
2013.8.10.第1刷発行 @1400e
ことしも市民総合大学の公開講座”明治村学”(明治カルチャー史学科)が始まった。
朝9時半に入村する。
静かで、小雨降る明治村も風情があって よい。
本日は博物館明治村館長・鈴木博之先生。
紫綬褒章受章の東大名誉教授。
著書も多い。 プロフィールを読んでいくと、すご~く偉い方です。
「明治の和風 文明開化のイデオロギー」と題しての講義。
明治の和風建築をスライドで紹介しながら、解説がすすむ。
文明開化と言うが、
近代化 即= 西洋化に ただ走らなかった。
”西洋化”の裏にあるものを観るのが、
明治建築のおもしろさです、と。
「和魂洋才」「脱亞入欧」という二つの言葉の意味を、
再考しながら帰ってきた。
明治村も、少しでも知識を持って観ると、
また楽しさが増えます。
第8回 木曽川学セミナー
「江戸の文化的ネットワークと 美濃」
~ 行動文化としての茶の観点から ~
講師: 岐阜大学 留学生センター教授 森田 晃一先生
文化のひとつとして 茶の湯の歴史を話してくださった。
わたしも 茶道は10年間ほど先生について習っていたので、
興味深く聴くことがことができた。
最後のまとめとして、
茶道を日本的なローカルな文化として、
人間社会に生かしていくことが必要と言われた。