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近ごろ親の亡きあとの家の中の片づけに困ってる、
という人の話しをよく聞く。
自分の両親の時は引っ越しを三度しているので
そのたびに捨ててきた。
母がきれい好きで自分の身辺をよく片付けていたので
ものが少なかった。
『 老いの片づけ力 』 阿部絢子・著 大和書房・刊
「老いの片づけ力」の著者は
家事研究家の第一人者として名を成しておられる。
そのお母さんのゴミ屋敷が
たちまちきれいに変化する様子が描かれる。
それでも実際は片づけは大変な労力だ。
身につまされたので、
わたしも元気な時に 少しでもやろうと決心。
『 それでも私が捨てられなかったもの 』やましたひでこ・著
「それでも私が捨てられなかったもの」の著者は
ヨガの哲学「断行、捨行、離行」から着想を得た、
「断捨離」ということばで片づけの支持を受けた方。
本書には著者の「捨てられない」ではなく
「捨てたくないもの」が 物語りにされている。
・・これは わたしにもいっぱいある。
若い時に手に入れた好みの器類。
メキシコ、トルコ、韓国で求めた陶器類・・
日常、わたしが作った料理をおいしく見せてくれる器類。
やっぱり捨てたくないものは多い。
これから少し考えを改めて片づけなくては・・と気付いた。
【写真上】 阿部絢子・著『 老いの片づけ力 』
大和書房・刊 2015.1.23.発行 @1400e
【写真中】 やましたひでこ・著 イーストブレス・刊
『 それでも私が捨てられなかったもの 』
2014.9.7.刊 @1500e
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