今朝 ウオーキングをしていて、道路ぎわの畑にビニールのひもが張ってあり、前から来た人を避けようとして、うっかり引っかかり、転んでしまった。
ちょうど畑の持ち主の人が庭に居て、心配して飛んで来て下さった。
「おばあさんも 家に居てばかりいては いけないから、こうして歩いていらっしゃることは よいこと」と言われた。
自分でもおばあさんだから、と思っていても、巷で”おばあさん”と呼び掛けられるのは、気持ちのよいものでは ないですよね。
~白洲次郎・正子の娘が語る~
『 武相荘の ひとりごと 』 世界文化社・刊
家に帰り、白洲次郎・正子の娘が語る『武相荘のひとりごと』を読んでいた。
偶然 白洲正子さんは「おばあちゃん」と呼ばれたら、
「私はおばあちゃんじゃないよ」言っておりました、と書いてあった。
「おばあちゃん」という言葉は、孫たちだけが使ってよい呼び名。
著者の牧山桂子さんは、
ご自分の両親は死ぬまで「次郎さん」「まさ」と呼び合っておられた、と。
この本は両親のことを多く書いてある。
が、ご自分の感じたことも、今の世の中のこうしたほうがよいということも、書いてある。
さすが正子さんの教育を受け継がれている、と思いながら読み込んだ。
読みやすい本です。
わたしも他人の呼び方には 気を付けよう・・。
【写真部分】牧山桂子・著 世界文化社・刊
~白洲次郎・正子の娘が語る~
『 武相荘のひとりごと 』 @1400e
隣り町の図書館講座が終わり、自主的なクラブに入れていただいて一年になります。
きょうは終了後「春のお食事会」が開かれた。
いつもは、会員の方たちの文章を通して、その方の人柄を察するぐらいで、クラブが終わると急いで帰るので、プライベートなことは全くわかりません。
先生を囲んで、おいしいランチをいただきながら、おしゃべりに花が咲きました。
親睦会は 大成功でした。
短大を定年退職された、美しく あくまでも品のよい先生は、てっきりわたしより若いと思ってました。
二歳お姉さんと知り、びっくり。
先生の書かれた文も読みやすく、時々読ませていただいてます。
今後も楽しみに通います。
お米を買いに、JA「とれったひろば」(農畜産物直売所)に行った。
ここは よく 新品種の野菜が紹介されている。
きょうは「アイスプラント」という野菜。
または「潮菜(シオーナ)」ともいう。
サボテンのような多肉多汁組織をもつ、南アフリカ原産の野菜で、地中のミネラルを吸い上げるので、すでに塩を含んでいる。
ここの岐阜県で育てておられる方は、
「プチプチ、シャキシャキしているので、サラダで食べるとおいしい」と書いておられる。
水耕栽培で農薬を一切使用せず栽培されるので、安全な食品。
一パック120円と、そんなに高くないので うれしいですね。
若返る! 『 ごぼう力 』 南雲吉則・著
生活シリーズ 主婦と生活社・刊
著者は、最近マスコミに活躍中で、
本屋さんには著作が何冊も並んでいる。
わたしは老化防止も、若返りも期待していないが、
なんとか死ぬ日まで、自分のことは自分でやりたいので、健康でいたい。
ごぼうは、栄養素でサポニン、イヌリンで腸の中をお掃除してくれるというくらいは知っていた。
そのために 洗い過ぎてはいけないとか、ごぼうの力がこれほどすごいとは驚きでした。
安いし、料理も工夫して、もっと食べようか。
【写真・部分】 南雲吉則・著 『 ごぼう力 』
2011.12.22. 第1刷発行 @762e
生活シリーズ 主婦と生活社・刊
名古屋市役所で集合した。
いつも指導していただく先生は、都市開発が専門。
名古屋で生誕。60年以上も暮らしておられる。
地形にもくわしくて、昨日もいろいろな話を教えていただいた。
名古屋ではこの市役所のあたりが一番高いところで、災害時にはここにいるのが安全だとか。
わたしが高校3年生の時、伊勢湾台風の時を思い出したら、
そのような都市開発の状態も、すこしは見えてきた。
最後に、
徳川園にある美術館で特別展「尾張徳川家の雛まつり」を見てきた。
矩姫(かねひめ)様の雛人形が上品な顔立ちで、江戸時代のすばらしい人形でした。
(市役所の裏で見つけた愛知県知事公邸)
今回は少し遠出をして、電車で名古屋の市役所まで行く。
市役所の中部を案内してもらい、文化の道を歩く。
わたしはこの近くの中学・高校の出身なので、
久しぶりに来て、なつかしかった。
昼ごはんは、旧 春田鉄次郎邸だったところで。
フレンチレストラン ヂュポネで 予約してあった。
よりみち探偵団一番の高級ランチでした。
このお屋敷はレトロモダンな趣きがある建物で、
極上フレンチを食べられて幸せでした。
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お隣りの旧 豊田佐助邸では、桜が満開でした。
曾野綾子・著 『 老年になる技術 』
~ 曾野綾子の快老録 ~ 海竜社・刊
70歳を過ぎる歳になったこともあるのか、
このような本が目につく。
本書では、「なるほどなあ」「えっ! わたしはこれはできていないから、これから努力しよう」とか、身につまされることがいっぱいあった。
「自分のことは自分で」の章は、誰かの世話になればいいという甘えを捨て、死ぬ日まで自分のことは自分でする、という強固な目的を持つこと、と書いてある。
日ごろ、わたしもそのように思って生活しているが・・。
また「食欲も物欲も無くなったら終わりだから、いささかの無駄や愚かさは覚悟の上で、自分を許した方がいい」という説は、わたしも著者の意見に大賛成。
耳の痛い言葉も多いが、老若男女ともに読み応え、価値のある一冊だ。
【写真部分】 曾野綾子・著 『 老年になる技術 』
~ 曾野綾子の快老録 ~ 海竜社・刊
2012.8.28.第一刷発行 @880e
群ようこ・著 『 パンとスープとネコ日和 』
株式会社 角川春樹事務所・刊
エッセイを多く読むが、小説は久しぶり。
主人公のアキコが母を亡くした。
母が経営していた食堂を改装して、お店を切り盛りしながら、人生をていねいに幸せに生きる、という内容。
ほのぼのとして読後感もさわやか。
おいしそうなランチメニューが出てきて、こんなお店があったらいつでも行きたいと思う。
著者は映画で見た「カモメ食堂」を書いた小説家でした。
【写真部分】 群ようこ・著 『 パンとスープとネコ日和 』
(株)角川春樹事務所・刊 2012.4.18.第一刷発行 @1400e
姜 信子・著 『 ナミイ ! 』 岩波書店・刊
~ 八重山のおばあの歌物語 ~
在日韓国人作家・姜 信子さんのは「ごく普通の在日韓国人」を読んでいた。
本書はそれとはまったくちがった語り手風の内容でおもしろかった。
ナミイおばあは、石垣島の85歳の三味線弾き。
9歳の時250円で那覇の料亭に売られていった。
三線ひとつで親と子を養い、八十六歳の今も石垣島で生活する、ナミイおばあに魅かれた著者が本にした。2006年に書かれたもの。
120歳(ひゃくはたち)まで生きて歌うと言っていたナミイおばあは、今も八重山で歌っているのかなあ。
日本のおばあさんに興味を持った韓国人女性(著者のこと)の人生もおもしろいなあ。
わたしは 結構 何日もかけて読んだが、この間、いつか見た沖縄の海や風景が思い出されて愉しかった。
自分の周りには到底見られない生き方をする女性(ナミイおばあ)が居ることを知ることができ、著者に感謝。
【写真】 姜 信子・著 『 ナミイ ! 』岩波書店・刊
~ 八重山のおばあの歌物語 ~
2006.1.25.第1刷発行。@2000e
24年度市民大学の卒業式と、記念講演会に出席した。
一度も欠席が無しだったので、卒業証書をいただいた。
記念講演。
医師であり、作家の鎌田實先生講演は、
ず~っと楽しみに待っていた。
何冊も著書を読んでいたが、
期待通りの、内容の深いお話しでした。
昨日の新聞で長野県が日本で一番寿命が長いという結果を知っていたが、これは控え目でしたが、鎌田先生の37年間の努力によるところと わたしは思う。
あらゆるところでご活躍の様子は国民の多くが知るところだが、先生の一番大切な心は「相手の身になって」活動・行動を起こされることだと思った。
声や話し方もおだやかで、語り口は優しいが、行動の中身はすざまじく厳しい。
この講演会の後もすぐに福島へ行きボランテイア活動をされるという。
こういう方が日本を支えていて下さるのだ、と感謝した。