ガーデンシクラメン。
サクラソウ科で多年草。
秋になると毎年、寄せ植えのひとつとして買う。
昨年もふた株買った(白と赤)。
今までは上手に夏越しができなくて、ほとんど駄目になっていた。
耐寒性球根なので、冬もよく咲いたが、
手入れもせず ほったらかしておいた。
2、3月ごろ ふときれいな葉が出ているのに気がついた。
それから大切に見守っていたら、徐々に花が咲き出した。
よく育ってくれたものだ、と 今は大切に見守っている
韓国の友人Cさんが来日してわが家にホームステイしていると、料理をしてくれる。
彼女は料理好きということもあるけど、うちの家族が「韓国料理を食べたい」と言うからだ。
得意のメニューのひとつに「じゃがいものピンテッド」がある。
じゃがいもをすりおろした(水を絞る)中に、キムチ、ネギ、ニラ、ゴマなどを入れて、ごま油で焼く。
平松洋子さんも韓国びいきのようだ(著書を読むと)。
『よい香りのする皿』の中にも、日本名で「じゃがいものお焼き」として登場する。
これはたぶん韓国のピンテッドだと思う。
【写真】韓国風「ピンテッド」を作ってみた。
陶芸作家のブログを覗いてみた・・。
画面が出てくる前に 何か音がする。
変だなあと思っていたら、
びっくり!?!?
動画で ロクロ成形の様子が出てきた!
そのまま ずーっと見入ってしまった。
わたしはこれまで作家と呼ばれる人のロクロ成形を見ても、
一瞬のように消えてしまい、
動画で何度も何度も見られるのは驚きである。
「ものすごい世界!」とわたしは感嘆。
友だち達に 言いふらしている。
“匠の技は盗んで覚えよ”と言われた時代の人も、
これには腰を抜かすだろう。
【写真】電動ロクロで成形している様子。(陶芸作家のブログとは関係ありません)
この数日、平松洋子の著書:『よい香りのする皿』『夜中にジャムを煮る』『おとなの味』、
この三冊を持ち歩いて 寸暇を惜しんで読んでいる。
いままでこの著者は、新聞で台所道具の紹介記事などでしか読んだことが無く、なじみが無かった。
これほど料理にくわしく、おいしいものに目が無く、食べ物の文章は表現力抜群だとは知らなかった。
*****
『よい香りのする皿』の中の「キムチのピラフ」は、すぐに作ってみた。
最初は 火力が強すぎて、少しこげてしまったが 味は良かった。
二度目は ふっくらとできて、あまりのおいしさに、味をみた孫が ひとりで食べてしまった。
三度目は 前回の経験から、いちばんおいしくできあがった。
一日に三度も試作した料理は はじめてだ!!
著者の平松流に言えば、誰かに伝えたくなる味。
【写真上 左】『よい香りのする皿』平松洋子・著
2008.7.24.第1刷発行。 講談社・刊 @1700E
【写真上 中】『夜中にジャムを煮る』平松洋子・著
2008.2.20.発行。 新潮社・刊 @1700E
【写真上 右】『おとなの味』平松洋子・著
2008.1.10.初版第1刷。 平凡社・刊 @1700E
【写真下】試作した「キムチピラフ」。
平松洋子著「よい香りのする皿」講談社刊を、めくっていたら「揚げ丼」が出てきた。
簡単だし、お揚げはあるしで作ってみた。
材料: 油揚げ、おろししょうが、しょうゆ、ご飯。
油揚げは 網かフライパンでこんがり焙り、色紙切りする。
おろししょうが(大さじ2/3)、しょうゆ(大さじ1.5)を合わせる。
しょうがしょうゆに 油揚げをまぶすだけ。
あとは ご飯の上にのせる。
かき玉汁と白菜のお浸しを作り、昼ごはん出来上がり。
油揚げを見たら、きっとまた作りたくなる味!
日本人ならではの味・・。
【写真】「揚げ丼」
開いている本は『よい香りのする皿』平松洋子・著
2008.8.20.刊 講談社発行 @1700E
岐阜へ出かけると 大きな書店に寄るのが楽しみ。
久しぶりに行ったところ店内は模様替えされていた。
本棚と本棚の間に、図書館のようなテーブルつきの椅子がずらーりと置いてあった。
ここでゆっくりと本を選んでください、ということでしょうか。
本棚の横には 一人用のおしゃれなイスもあった。
昔は立ち読みをしていると、ハタキを持った店主に追い出された。
町の本屋さんも様変わりしたものだ。
もうひとつ不思議なことは、すこし古くなった本を 半額近くに値下げして売っている。
いままでこんなことは無かったように思うが、
でも やっぱり本屋さんって たのしいなぁ。
①
②
野菜の色は美しい。
めずらしい野菜たちを見つけた。
「紅しぐれ大根」という赤い、というか紫色の大根。ちょっと小振り。
アントシアニンが豊富で、サラダとか酢漬けがおいしい。
「スイートシュガー」という、かわいく名付けられた 白いかぼちゃ。
初めて見た。 お値段は普通のかぼちゃと変わらないかな。
さやが赤紫色のいんげんは「あきしまささげ」で、奥美濃特産の豆とPOPに書かれている。
塩茹でにしたり(熱を加えると鮮やかな緑色に変わる)、甘辛く漬けるとおいしいそうだ。
子どもの頃、近所の畑でもよく作っていたよ、胡麻和えで食べたという。
飛騨高山や秋田県でも天ぷらやしゃぶしゃぶの具で見たことがあるとも。
「白なす」は真ん丸くかわいい。
これはどうやって食べるとおいしいかなあ・・。
品種改良されて いろいろと めずらしい野菜も出回っている。
みずみずしい野菜たちを手にして、
さあ、今夜もおいしさを作ろう!
③
④
【写真①】「赤しぐれ大根」
【写真②】「スイートシュガー」(かぼちゃ)
【写真③】「あきしまささげ」(日本の在来種のいんげん)。
【写真④】「白なす」まだ完熟する前の早採りもの?
知人は「これからロクロをやってみたい」という。
わたしが湯のみを挽いているのを見てびっくりしていた。
手びねりで作れば何十分もかかるが、ロクロではわずかな時間でできてしまう。
***
わたしもロクロを始めたころ、友人に連れられて、常滑の作家を訪れた(桧原窯の、今は亡き大迫みきお氏)。
先生は1時間に湯のみなら50個くらい挽けると言われ、わたしにはうそのように思えた。
実際に先生のを見てみると 嘘ではなく、魔法のようだ。
しのぶ竹(忍竹)という竹の「忍釉」を使った作品は、優しい色合いで和食器としてすばらしい。
とくに先生の まな板皿は最高。
***
わたしも茶わんを作らせていただいた。
後日 先生の手が加わり、送られてきた。
おだやかで 教え方の上手だった先生。
新聞紙上で知った先生の訃報。
あれから10年にもなるか・・。
【写真上】わたしがロクロを始めたころの「忍釉茶わん」。
故・大迫みきお氏の手ほどきを受けながら作った茶わん。
【写真下】故・大迫みきお氏作「忍釉盃」・桧原窯。
函書き、しおりもなつかしい。いまも大事にしている。
渡辺淳一・著『人間も偽装が好き』・・あとの祭り・・
2008年7月25日 新潮社刊。
“なぜ自殺してはいけないか”という著者の説・・。
“自殺は間違っている”との諭し方は、医者でもある著者・さすがに感心させられる。
こういうのを発想の転換というのだろうか。考え方に脱帽。
“命の尊さ”を教えるとともに、身体はどのようにつくられ、日々いかに懸命に働いているかを知れば、「死のう」という気持ちは無くなるという。
自分の心臓や血管や 身体の隅々の細胞が、これほど休み無く日夜働いているということに、いちいち気にはしていなかった。
確かにこういうユニークな説得の仕方は 力をもっている。
作家で医師である著者ということが、このような説得の仕方ができる。・・すばらしい。
多感な中学生の孫娘たちに、否 皆にぜひ読んでもらいたい。
【写真】渡辺淳一著『・・あとの祭り・・人間も偽装が好き』
2008.7.25.発行。新潮社発行。@1300E「週刊新潮」連載エッセイ「あとの祭り」の加筆改題版。
秋色の似合う花器を三種類作ってみた。
ひとつは、黒ミカゲ土を使って筒状の花器を作り、その一部に切り込み入れる。
つるで編み上げ「陶とつる」のコラボレーションにしてみた。
かけ花は、インドネシア製のタペストリーに掛けてみたが どうでしょう・・。
15センチの高さで少し変わった形に作陶した花器は、真っ白にした。
秋色の どんな花がぴったり合うかしら。
関宿の帰り道、少し遠回りして、パラミタミュージアム(三重県菰野町)に寄ってみた。
人間国宝:江里佐代子展・・華麗なる截金の世界・・開催中。(12月25日まで)
はじめて見る截金の工芸は、日常生活とはかけはなれた優美の世界です。
こんなに美しいもの(伝統工芸)を見せてもらって、少しだけ豊かになった気がした。
残念なことに人間国宝保持者の江里佐代子氏は、平成17年仕事の旅帰りフランスで帰らぬ人となられたことを知った。
*****
お庭(パラミタガーデン)には 秋の茶花(ホトトギス、アザミ、シラネセンキュウ、・・)が彩り、自然とアートを楽しませていただいた。
いつ訪れても、くつろぎと優雅なひとときを味わうことができる美術館。
関宿の名所「関の地蔵院」には、女性のお地蔵さんがおられる。
天平13年(741年)行基菩薩の開創とか。本堂、鐘楼、愛染堂の三棟が国の重要文化財。
境内には大勢のお地蔵さんが並び、取り巻いておられる。
「関の地蔵に振袖着せて、奈良の大仏婿に取ろ」と俗謡にある。
「一番べっぴんさんのお地蔵さんは どれかね」との、
「鍛冶屋さん」の奥さんの話しに笑いました。
さて お似合いのお地蔵さんは・・??
関のお地蔵さんは、地元、近郷はもちろん、東海道を旅する人々からも信仰を集めた。
いまでも多くの参拝客でにぎわっている。
今日は上天気。 思い切って、小さな秋を見つけにドライブ。
行ってみたいと思っていた、東海道五十三次のうち「関宿」三重県亀山市へ。車で1時間と少しで到着。
道の駅:関宿でレンタル自転車を借りて、宿場の町並みをサイクリング。
気温もちょうど良くて 心地よい風を受けて気分も最高。
関宿。 きらびやかな店も無く、落ち着いた町並み。
東西の追分の間は1.8キロメートル。旧い町屋200軒あまりも。
自分が子どもの頃にはどこにもあった「鍛冶屋さん」の名残りも見られ、この町並みはなつかしい。
関宿旅籠玉屋(歴史資料館)は 歌川広重が東海道五十三次「関宿」に描いた当時に修復された。
当時の旅籠の部屋や、食器、生活道具なども展示され、興味深く見せてもらった。
最近親しくさせていただいている方は、ハンドバッグ作りが趣味。
その作品を見て「こんなに上手にできるのか」と びっくり。
わたしはバッグやカバンは、工場で特殊な機械で作るものと思っていた。
特殊な工業用のミシンでしか縫えないので、
先生のところに出向いて、教えてもらいながら制作しておられる。
「わたしも欲しいなぁ」とつぶやいたら、
「いいよ」と。 ラッキー!!
「この素材を使って この型に」と わがまま言ったけど、出来上がり、大いに満足。
大切に使わせてもらいます。
3年くらい前に、2、3株植えた。
今は2坪ほどの場所にいっぱいのコスモス畑が拡がってきた。
なぜか茎がどんどん大きくなりすぎたので(3メートル以上にも!)、
もう花は付かないと思っていた。
一週間くらい前から咲き出し、今朝は目の前いっぱいのコスモスだらけ。
平屋で築40余年の日本風の家、風景に溶け込んでいる。
太いが背丈が長すぎて倒れてしまった。
それでも茎の途中から根を出して また立ち上がってきた。
なんて強いコスモスよ!!
あまり手入れのできない、否 しない、わたしにぴったりの、よい花ですこと・・。
出先でお昼に寿司を食べに行った。
手軽にということで回転すし屋さんへ。
回転すしは いつごろから流行ってきたのか・・。
何年か前に 韓国人のCさんを連れて行ったら、驚いていた。
その1、2年後 韓国でも回転すし屋ができたそうだ。
「でも 日本のより 早く廻るのよ」と笑っていた。
にぎりのごはん(シャリ)の重さは、ネタにかかわらず「うちでは寿司一個18gで作ってます」と店員さんから聞いた。
米粒にしたらおよそ360粒くらいか・・(そんなにあるかなぁ)。
こんなこと気に留めたのは 初めてだった。
2007年12月より ほぼ毎日ブログを続けてます。
60代半ばのごく普通の主婦が何を考え、何を支えに、老いに向かって生きてくかを書いてみたかった。
同世代の人に「見てね」と言っても、ネットは「やってない」という人が多く、また「コメントなんて無理よ」と言う返事が返ってくる。
いままで何度も止めようか、と思った。
『ブログ進化論』「・・・なぜ人は日記を晒すのか・・・」
岡部敬史・著 講談社2006年・刊
この種の本は何冊か読んだが、一番わかり易かった。
著者の本を読んで、続ける勇気が出た。
もっと早く読めば良かったなあ・・。
(この本を買ってから一年くらいは積んでいた・・。)
【写真】岡部敬史・著 講談社・刊
「『ブログ進化論』・・・なぜ人は日記を晒すのか・・・」
講談社+α新書 295-1 C @800E 2006.4.20.第1刷発行
85歳になる裏千家大宗匠が韓国の中央大学校で、論文「茶道の精神」で文学博士号を取得したという。(日本経済新聞10月12日付け)
「前向き、前向きがモットーだ」とは言え、驚きだ。
何年も前、親しい韓国人で友人のソウルの家に泊めてもらった。
そのときその知人が、茶道のおけいこを始めたことを知った。
その時まで韓国では「茶道」という文化はないと思っていた。
翌日 おけいこ日に連れて行ってもらった。
抹茶のお点前をするとき、立て膝をしているのにはどうしてもなじめない。
(韓国では正座するときの、正式の作法なのだが・・)
これが異文化というものか、と感じ入った。
また民族は違っても類似点も多い。
それを見つけることはおもしろいことだ。
わたしが韓国に興味をもつ理由のひとつ。
裏千家大宗匠の記事を読み、なつかしく想い出した。
芸術の秋。
岐阜県のギャラリー風庵で、知人が「つるアート展」を開いているので拝見する。
(10月10日~10月20日まで)
あけび、つづらふじ、へくそかずら、つるうめもどきなどの素材を使って編んだもの。
リース、かご、丸皿、豪快な盛り皿、あかり、花入れなど。
自然の恵みを生かした、数多くの作品が展示されてあった。
岐阜県美濃市うだつの上がる町並みで「美濃和紙あかりアート展」が、10月11日(土)12日(日)、開かれている。
ことし第15回。 わたしは昨年につづき2回目。
会場まで家から車で40~50分くらい。
午後5時半に、カウントダウンして、作品に灯かりが点く。
今年もいくつか印象に残る作品があった。
思いがけない発想の作品などもあり、ひとつひとつ楽しく見させてもらった。
何ヶ所かで街角コンサートもあり、アート展は盛り上がっていた。
一緒に行った家族も大喜びだった。
食卓の上で映える醤油差しは なかなかよいものが見つからない。
自分でも陶器で作ったりしたが、
裏もりしたり いまいちだ。
今回の旅先(金沢・兼六城下町)で、
九谷焼のかわいいの見つけたので、2個買った。
ふたのほうに工夫が見られ、裏もりが無く、デザインもよい。
やっと「食卓のアクセント」が手に入った。
飛騨古川、起し太鼓の里・まつり会館のまつり広場。
大きな人工の池にコイがいる。
人の気配で コイが寄ってくる。
体長30~40センチくらいの大きなコイが、何十匹も集まる。
「太って 人間で言えばメタボ!だネ」という声も聞こえてきた。
わたしの実家でもコイを飼っていた。
病気に弱く、今ほどよいクスリもなかったのか、
よく死んで見つかった・・。
飛騨古川のコイはみんな元気だ。
緑の森林・山の水が 何よりの いのちのクスリなのか。
石川県立美術館リニューアルオープン記念「法隆寺の名宝と 聖徳太子の文化財展」を見た。
玉虫の厨子など、国宝3点、重要文化財53点もいれて111点もの日本美術が一堂に展示されていた。
「国宝・玉虫厨子」は、千三百余年も経たものとは思われないほど。
その細工は巧妙で 見ごたえがあった。
奈良から6時間かけて運んだ。
木製なので少しの温湿度差でも狂いが出て、組み立てができなくなる可能性があり、
金沢に届いてからも二日間寝かせてから、荷をほどいた。
専門家の知恵と工夫があったとはいえ、「大切な、大切な国宝の数々に、いかに神経を使ったか」と。
館長さんのお話は興味深いものがあった。
念願の石川県立美術館へ行ってきた。
ここの所蔵品には「色絵雉香炉(国宝)」と「色絵雉香炉(雌・重要文化財)」がある。
これ見るのが永年の夢だった。
いずれも300余年前、色絵京焼きの陶工で大家となった野々村仁清の作のもの。
一対の香炉が 別々の場所で家宝として大切にされていたのだが、ご寄付により(平成13年)この美術館でふたたび出会い、所蔵されている。
実物は 想像していたより大きかった。
野々村仁清のつくりものには、
気品があり 両方とも とても輝いていた。
炉の裏のほうが少し汚れて見えるのは、加賀の殿様前田家が、
この香炉を焚き客人をもてなしていたから、という。
今回は たっぷり見て大満足。
【写真】石川県立美術館入館券図柄より
野々村仁清・作「色絵雉香炉(国宝)」の図柄
金沢といえば近江町市場。
インターネットであらかじめ調べておいた「井ノ弥」で夕食。
「活きのいい魚と 旬の味! おちょぼ口が よく似合う」
これがキャッチフレーズの店。
勤め帰りのひと、旅の女性グループ、・・活気がある。
店内には有名人の色紙がいっぱい。「加山雄三」もあった。
さすが 新鮮なさしみがおいしかった!!
井波の町をぶらついていると、
池波正太郎ふれあい館を見つけた。
「鬼平犯科帳」「剣客商売」など時代小説家である。
わたしはそれよりも池波氏のもうひとつの顔:食い道楽としてのエッセイをよく読んでいたので、ぜひ見てみたいと思った。
時代小説の中での、食べ物の話しは、季節の移り変わりや生活とか言動がはっきりとよく分かる。
著作本や池波氏愛用の品々(着物、帽子、ぞうりなど)が展示してあった。
きれいで、しっとりと落ち着き、作家として品の良い生活ぶりが見られた。
【写真中】池波正太郎・著『食卓のつぶやき』朝日新聞社・発行
1984.10.30.第一刷発行 @1000.- 初出:「週刊朝日」連載
1989.4. (朝日文庫)文庫本化 @546E
2008.4.4. (朝日文庫)新装版・文庫本化 @693E
富山県南砺市に 日本一の木彫りの里・井波町がある。
以前から「一度行きたい」と思っていた。
家から東海北陸自動車道経由、3時間足らずで到着。
井波の彫刻は600余年の歴史がある。
楠、欅、桐や屋久杉など天然木を材料に、
欄間や衝立、獅子頭などなど さまざまに木彫りする。
荒削りから仕上げまでいろいろなノミを使う「技」を、
目の前で実際に見られる。
このごろの家は二部屋つづきの日本間も少なく、
“欄間”も知らない人がいるという。
これは 日本独特の文化だと思う・・。
「ミリオネーゼ」・・。
耳慣れないというより 初めて聞いた言葉。
キャリア女性が 消費のリーダーとして注目されている。
年収が高く、よく遊び、おしゃれで、仕事もよくできる女性を、こう呼ぶのだ、と。
・・いつか新聞で読んだ。
40年前に この年代にあった私とは、あまりの大きな差に驚く。
私の時代から見れば、良いか悪いかは別にして、
女性は自由になって いいなぁ。
毎年 この時季になると 枝豆を待ち望んでいる。
義兄のところから 多量の枝豆が枝ごと届けられる。
ひとつづつ枝から取るのも 楽しみ。
無農薬栽培なので 枝には虫がついていることもあるが、
安全この上ない。
ぷくぷくに実った豆は ほんとうにおいしい。
もうイヤというほど 家族で食べさせてもらっている。
義兄さまさまで 感謝。
「ハチに刺されたらどうしたらよいか。」
テレビでクイズをしていた・・・。
① おしっこをかける
② 何もしない
③ 水で洗い流す
④ 口で吸い出す
答えは 「③水で洗い流す」だとか。
わが家の洗濯物を干す場所に、アシナガバチが巣をつくってしまった。 30~40匹いる。
いまごろの気候だと、朝夕はじーっとしている。
お昼近くになり気温が上がると、飛び出したり、よく動く。
アシナガバチは こちらが手出しをしなければ、
刺されることは無い、という。
巣も一年限りなので、・・放っておくかな。
陶芸教室の帰りに、大きな本屋に寄る。
本好きのわたしは、ここに来ると目が落ち着かない。
陶芸の専門書、料理本の売り場。
雑誌も見たいし、文庫本も見たい・・。
最近の本屋は椅子がおいてあり、座り込んで読んでいる人もいる。
そこまでは恥ずかしいのでしない・・。
わたしの年頃の女性はほとんどいない。
本は読まないのだろうか。
本日は目指す本がまだ無くて、出たばかりの「名文を書かない文章講座」を買った。
村田喜代子著・『名文を書かない文章講座』朝日文庫版 2008.9.30.第1刷発行。朝日新聞出版・刊 @800E
わたしはこの著者・村田喜代子の『人が見たら蛙に化(な)れ』が大好き。
何年か前、朝日新聞に連載されていて 毎朝楽しんで読んだ。
【写真】村田喜代子『名文を書かない文章講座』朝日文庫版。
2008.9.30.第1刷発行。朝日新聞出版・刊 @800E