孫が来た。
A子ちゃん!お正月は雪が降るって予報だよ。
「えっ! じゃ お正月は延期になるってこと?」
!!??!! 遠足じゃないんだから・・!??
<写真の「鬼の作品」説明> このすてきな、鬼をモチーフとした作品は、京都の「新古代鬼工房・眞鍋銀桜さん」の作品です。今秋、愉しい出会いの折りに頒けていただき、毎朝夕に声掛けしてます。
お正月の野菜を買いに、隣町の野菜広場に行った。
この近所の農家のかたがたが 丹精を込めて育てた新鮮な野菜を 名前入りで販売されている。とても安心である。
ブロッコリーは大きなものもあるが小さいもの3個で100円とか、かぶらは葉付きの姿がよい立派なものもあるが、小ぶりで見た目はすぐれないもの5個入って150円とかで並んでいる。大根も曲がったのは安い。家庭でつくるお惣菜にはこちらで充分だ。
ほうれん草のみどり、白菜の薄みどり、大根やかぶらの白、京にんじんのなんとも言い表わせない美しい色。野菜たちは人間のできない色を出してくれる、すばらしい力がある。
友人から「そば懐石を食べに行かないか」と誘われた。
住宅地の中で、今、流行りの「隠れ家」に来た気分。
中に入り部屋の「しつらい」の美しさと品のよさに心がなごむ。
つぎから次へと出てくるのは 珍しい料理ばかり。
器と盛り付け申し分なく、心配りが行き届いていた。
中でもそば豆腐はプルン プルンとして、のど越しもよく、初めての味わいだった。
生海老の唐揚げはとってもきれいな色で、「ひと口そば」に乗せて食べると相性が好くおいしかった。
香り高いそばを、よりおいしく食べるには、最初にそばを1、2本つゆをつけずに食べてみる。
つぎにつゆの味を確かめる。次にそばを4、5本づつつまみ、好みの深さまでつゆにつけてから、一気にすすりこむと教わった。
しかも出されたら3分以内に食べ始めてくださいとのこと。
ぜひまた訪れてみたい店のひとつとなった。
女性五人、忘年会を兼ねた食事会・・にぎやかでした。
【カット写真】この日お世話になったお店『燕楽』のしおり。
ここをクリック→蕎麦倶楽部『燕楽』http://www3.c16.jp/20-0720/
陶芸を始めて15、6年くらいになります。
瀬戸物のまち瀬戸市で過ごした子どもの頃、窯元である友人の家で 商品にはならないが充分使える抹茶茶わんや皿を、おもちゃ代わりにして遊んでいた。
まさか自分が陶芸をやるようになるとは想像もしませんでした。
今年 最後に焼きあがった作品は、黒ミカゲという黒土に白化粧を施したもの。
黒土に白の化粧土を使って刷け目を付け、針で引っ掻いて文様を付けました。
最近は黒土や赤土に白化粧という組み合わせが気に入っています。
4年間使用した車のタイヤを交換することになった。今回はスタッドレスタイヤに。
免許をとって40年にもなるが、機械にはうとくすべて家族やデイラーに頼りっぱなしである。
いままで雪道はほとんど走らなかった。
棚田を見に行くようになってから山道を走ることがあるので、冬場は冬タイヤが特に必要かなあ。
ミゾが減ったり ゴムが硬くなったら、冬用タイヤとしての寿命は終わりとか。
ゴムが硬くなるといっても、その程度が なかなかわからないですね。
「木曽川学」の講座で、水の恵みとともに生活する棚田の話を聴いて、是非と、行って見た。すっかり日本の原風景に魅せられた。
一度目は9月の まだ残暑きびしい頃であった。師走に入りもう一度 冬景色が気になり再度行った。
今度は、9月とは逆の道順で、八百津町側の峠道から行き、棚田を見下ろすところに出た。山々に抱かれた、冬場の田んぼもじゅうぶん見ごたえがあった。
近くにある「不動の滝」の売店で 地元の食材づくしの食事をいただいた。
店の人に坂折の棚田を見てきたと話したら、
「あれは、わたしの家の田んぼもあるよ」
「昔は急な斜面のために、重い米を運ぶのに苦労しました」
「生まれたときから見ているので、いい景色かどうか、あまり感じないよ」と笑ってみえました。
「4月の終わりごろには、田んぼに水を張るから、またいらっしゃい」と。
(道路が凍結しなくなったら)ぜひまた来ます・・。
師走の3連休のある日。娘の家族が生ガキを食べに鳥羽市浦村町に出かけた。
予約してあった店は大人一人2000円で自分で焼いてカキを食べ放題の上、バケツにいっぱいの生ガキのお土産付き。大人二人バケツ二杯の生ガキ(150個くらいはあった)は当然食べきれないので、実家である我が家に夕方に届けるからと連絡があった。
夕方6時ごろには炭火をおこして待っていた。
カキ剥き専用のナイフで貝殻を剥く。手指を傷つけながらも、慣れてくるとおもしろい。きれいにすーっと剥けると快感だった。
炭火で焼いた新鮮なカキはプリプリして、レモン汁、ポン酢をつけながら、いくつでも食べれた。
若いころひどくあたって以来30年振りに食べた人、これまで二度あたってもそれでも大好きな人、いままで食べられなかった人など、三世代3家族11人が冬の夜庭先で炭火を囲みながら 3時間半のサプライズパーティになりました。
「何十年ぶりかしら?」という友人をさそって博物館明治村を訪れた。
42年前に開村し、いまでは60余棟の歴史的建造物が楽しめる。
ボランティアガイドの方々に、最近出来た神戸山手西洋人住居を案内してもらった。明治の時代にこのようなモダンな住宅があったことに驚いた。
ちょうどクリスマス前の土曜日で、聖ザビエル天主堂の中で「アンコールコンサートB.B.Q.X'mas Live 07in明治村」が開かれていた。
思いがけず素適なコンサートを聞くことができた。ひさしぶりに賛美歌・もろびとこぞりての合唱に参加して、ひと足早いクリスマス気分。
帝国ホテル喫茶室でコーヒーをいただき、のんびりと枯葉の舞う初冬の明治村。散策はロマンチックな気分にひたれました。
4歳の孫が「おばあちゃんは大きくなったら(!?)なにになりたい?」と聞きます。
いつもまわりの人から自分が聞かれるように、聞いてくれます。
「新聞をつくる人(新聞記者のこと)」と応えておきます。
学生のころ学生新聞をつくるサークルでした。
記者にはなれませんでしたが、その後は新聞・雑誌にせっせと投稿して掲載されるのも楽しみです。
中学生の孫は「わたしは将来なにをしたいのか、まだよくわからない」と言ってます。
そんなとき、こう応える・・。わたしは50歳近くまで陶芸をやろうとは思わなかった。友に誘われてイヤイヤやってたよ。でも今は陶芸をやっている時が一番楽しい、いくつになっても本当にやりたいことがあればできるもの・・。
沖縄に住む知人から、片桐はいり著『わたしのマトカ』幻冬舎刊という本がおもしろい、とメールがきました。
しかもわたしの住むまちの市立図書館に在るはずだから借りてきて読めばよいと。
わたしはどうして沖縄に住んでいるのにこちらの市立図書館に在るのがわかるのか不思議でした。
その図書館に出かけて行ったら、本当にあったのでびっくりしました。
もう一冊ほかの本をリクエストしたら、ここには無いけれど県立図書館に在るから借りてあげると言われた。
わたしにはインターネットの仕組みが理解できないので、驚くことが多い。
こんな時、本当に年をとってイヤだぁとつくづく思う。
若い主婦のグループから、やってみたいから教えてと頼まれた。
最近までレストランをやっていた場所を借りて、月1回陶芸教室をやることになった。
いきなりロクロはまだ無理なので、手びねりで、ひな人形・五月人形の壁掛け、風鈴、お地蔵さん、箸置き、皿、花びんなどを作ってきました。
本日は三角形の壁掛け花びんで、ねこが覗き込んでいる可愛い作品つくり。
参加者みんなに同じものを作ってもらいますが、それぞれに個性がでるのでおもしろい。
私の娘たちと同じ年頃の主婦なので、今の人がどんな生き方をしているのかを、垣間見ることができて楽しいものです。小さな幼児もいてにぎやかです。
『いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓』※Part-Ⅱ。
もうひとつ。
おからを牛乳で煮るというレシピが気になり作ってみた。
にんじんとえのき茸(レシピにはしいたけでしたが無かったので)をゴマ油で炒めながら牛乳を入れて煮るのは信じられなくて、きっと出来ても食べられないだろうなぁと思いながら作ってました。
食べてびっくり。コクがあり何とも形容しがたいが、美味しくて毎日作ってしまいそう。誰がこういう組み合わせを考えたのでしょう。その人は天才ですね。
ちなみに、私は最近まで、おから料理は食べませんでした。生家は製材業で、おからを見ると材木のおがくずを連想して好きになれなかった・・・。
※『いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓』岡西克明/松子著。講談社。
料理の本を買った。
『いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓』※。
69歳の御夫婦がブログで紹介した料理が好評で、一冊にまとめられたもの。
盛夏、なすとにがうりに追われる日々というタイトルに、我が家と一緒だ!と思わず読んでしまった。
今年はゆずの豊作。 さっそくこの本のとおりにゆずジャムを作った。
我が家のはピンポン球くらいの小さなゆずなので30個分作ってみたが、手間ひまがかかり途中で止めたくなりました。
でも出来上がってみたら台所中ゆずの香りがして自家製ジャムは上出来。
パンに乗せて食べたり、ヨーグルトにかけて楽しみます。
(※岡西克明/松子著 2006.11.1.講談社刊 1300円税別)
~普茶料理教室に参加して~
岐阜県の兼山に普茶(ふちゃ)料理を教えてくださる料理教室がある。
普茶料理というのは、中国の黄檗寺院内で用いられた精進料理である。
隠元禅師が長崎に渡来した時(1654年)お伴して70名の中国僧がやって来た。 その時の彼等が長崎にもたらした普茶が全国へと普及していった。
代表的な料理、ゴマ豆腐。
皮をむいたゴマを炒って、大きなすり鉢でドロドロになるまでに一時間くらいすり、吉野くずで固めたもの。どの料理も手間ひまかかる。
先生は季節の料理を主として、現代風にアレンジして調理したものを教えてくださる。
色彩の取り合わせにも工夫を凝らし、皿数も一汁七菜と豪華である。
先生のご主人は陶芸作家。素敵な器に盛り合わせ、テーブルコーディネートされ、目も舌も美味しい。
現代風の手軽な食事もいそがしい主婦には捨てがたいが、時にはゆったりと江戸時代的なスローフードを楽しむのも心豊かになる。
晩秋10月末の日曜日、友人に誘われ「森のマーケット」クラフトフェアに出展(陶器)した。
朝一番に上品な老婦人が黒っぽい皿の作品をジーッと見ておられた。
「いいわね」とひとこと。
それからあちこちのお店をめぐりながら、再度見に来て「ここにあった皿が無い」と言われた。
売れたばかりだったので「残念だけどほかの方が欲しいと言われて・・」。
マーケット終了後、一緒に来ていたお嫁さんに聞いたら、今年96歳。
10歳くらいは若く見えて、好奇心が旺盛。
日ごろは老人施設でお世話になっているが「今日はここに来たい」と言われて連れて来たということ。
「96歳の老婦人が、今買っても使うことの無い、皿を買ってどうするの?」と思ったけれど、お嫁さんの「皿を買うのではなくて、夢を買っているのかもネ」といわれ、目からウロコでした。
わたしもいつまでも夢を持ち、生き生きと楽しい老後を過ごしたいなと思った。すがすがしい森のマーケット初体験でした。