『 記憶する力 忘れない力 』立川談四楼・著 講談社+α新書
何ヶ月か前に、落語家・立川談春著『赤めだか』を読んで おもしろかった。
今回も立川談四楼という落語家は知らないが、講演とかエッセイ、コラムを書き、何冊も本を書いている落語家というので手にとった。
立川談志の弟子としての生活がおもしろく書かれている。
何にでも通じると思うのですが、落語も、気にしていること・欠点を あえて褒めることが、上達のコツだとか。
また、著者が「お茶汲みの手を抜くな」と言われた意味。
とりあえず こういう仕事が上手くできる人、無駄に思えることが 師匠になるには大切なこと。
さすが落語家。 おしゃべりするがごとく、わかりやすい言葉を選び、内容は読む人の心を打つもの。
ぜひ この男性(ひと)の落語を 聞いてみよう。
【写真】落語家 立川談四楼・著『 記憶する力 忘れない力 』講談社+α新書 2010.2.20.第1刷発行 講談社・刊 @838e
木曽川学セミナー。
今年度2回目は各務原市の森真市長「推力は 夢と たくましさ」。
市の役割りは、中央への情報発信都市としての役割りを果たさなければいけない、との意見。
わたしも おおいに賛成。
森 真市長は内容も話術も巧み、かつ深みもあって大変おもしろい講義でした。
いいなぁ、各務原市の市長さんは ビジョンがあって、やる気もある。
裏庭に ホタルブクロが咲きだした。
キキョウ科の植物で 何年も前に、
友人から 株分けして もらったまま。
つつじの下で、ひっそりと、
陽光を浴びて 生育している。
丈夫で育てやすい、というか、ほったらかしでも、
毎年咲くので わたし向きの 花。
先月と今月で、直径30㌢の鏡のまわりを 藤で編んだ。
飾りの花は ガーベラ19本。
モノトーンだが、花弁がピンクでアクセントになって きれい。
きのうの 土びん型花器の持ち手も、紺色に染めた皮藤で編んだ。
土びん型の花器 3ヶ 焼きあがった。
これは もう何十年も前に、あるコーヒーショップで見た花器。
ふたがバラの花の形をしていた。
忘れられなくて、マネをして作ってみた。
持つ手は どんなか、憶えてないが、わたしはつるで付けてみた。
( つるは 庭にあった へくそかづらのつる。)
近ごろ 作っても 作っても、出て行くので、
また 作りました・・。
きょう 焼成してきたのは 6体。
赤色4号の土で 無釉、酸化焼成。
先日のと 9人並んでもらいました。
誰が イケメンでしょうか。
(お地蔵さん。 きょう できた6体と仲間たち)
先日 ラジオを聴いていたら、
今頃のことを「薄暑」とも言うと、アナウンサーが紹介してました。
少し暑さを感じるくらいになった気候で、軽く汗ばむ程度の頃。
普段はあまり使わないが、俳句を作る人は よく使われるとか。
う~ん きれいな言葉だなあ・・。
朝青龍の「仮病疑惑サッカー事件」、時津風部屋の「リンチ暴行致死事件」などから、角界は揺れていた。
著者の内館牧子さんは、報道から、朝青龍に厳しく当たっているようにとれるが、実はそうではない。
本書を読めば、内館さんは本当に相撲が好きで、良くしたい一心からであることがわかる。
横綱審議委員として出席されるときは、愛してやまない「双葉山」の顔を描いた帯を締められるという、可愛い女性なのだ。
本書は2008年1月30日出版。
このあと「お帰りなさい」は 言えなくなった。
でも、本書は おもしろく読めました。
高校時代の友人3人で、関市へ うなぎを 食べに行ってきた。
創業150年の老舗。 何度も行っているが、歳のせいか、
きょうのは味が濃すぎて三人とも がっかり。
気分を変えて、カフェ・ド・ギャラリー アダチへ。
庭の ローズ ガーデンでは、バラが真っ盛りで みごとでした。
ギャラリーでは「2010 帽子と器 」展。
型に合った素材を探しにチェンマイ、ベトナムまでも捜しに行くと、
帽子作家さんは言われた。 道理であか抜けした作品。
友人は そのとき着ていた服にぴったりの帽子が見つかり、購入。
学生時代の友人同士は何年も会わなくても、すぐに戻れる関係だなぁ。
施釉を 一日がかりで した。
自分のものは、そば猪口 6ヶ、急須 4ヶ、お地蔵さん 6ヶ。
あとは 若いお母さんたちの陶芸教室の人たちの作品。
来週、酸化焼成で 出来上がる予定。
(釉薬たちの保管棚)(陶芸用 電気窯)
何の根拠もないが、
きょうは第4木曜日だ、と ばかり思っていた。
藤工芸の先生のお家へ行って、いつもの戸口が閉まっていたので、はじめて「変だなあ」と気が付いた。
「きょうは 先生のご都合で、お休み」で、
「第4木曜日に変更した」。 忘れてた。
こんなことは はじめてだが、
そろそろ注意しなくてはいけない歳かしら・・。
兼山城下にある 先生のお宅は、新緑が雨に洗われて、
台所から見える緑のきれいなこと!
本日は まず ゴマ豆腐。
すり鉢で ゴマを1時間近くも すり、吉野葛で固める。
手間をかけただけおいしい。
飛竜子(ひりょうず)は豆腐を ゆでて 2、3時間置いておく。
中に入れる具は あらかじめ煮ておいたりと、下準備が大切。
小なすの味噌田楽、小松菜のゴマ和え、タケノコ御飯、・・と、
丹精こめた料理ができた。
器はもちろん陶芸作家のご主人の作品。
これぞ 至福のひととき である。
折しも今夜(5月19日)は 「そこ知り坂東リサーチ」というTV番組に、「 陶芸カフェの精進料理 」として、先生ご夫婦とお料理が紹介されていた。
【TV写真】CBC-TV「そこ知り坂東リサーチ」~森欄丸の里 歴史旅~から。
お地蔵さんが焼きあがってきた。
無釉の 還元焼成。
炎の当たったところが 赤味を帯びて、
このふたりは よい景色になった。
これこそ 神からの プレゼント!
「こぐれひでこ」さんはコラムニスト、イラストレーターかと思っていたら、あら、もともとはファンションデザイナーだった。
最近は雑誌などでも 料理レシピをよく書かれているようだ。
こぐれひでこ・著『 こぐれひでこのごはん日記 ~秋冬編~』早川書房・刊
本書は 抜群におもしろい。
なにより食材の組み合わせも意外性があり、無国籍のアイデアあふれるレシピ。
すぐに真似て作ったのは「根菜の蒸し煮」。
ベーコンと根菜。 ごぼう、にんじん、じゃがいも、きのこ類を厚鍋に入れて、酒と塩を入れ、弱火で煮るだけ。
見映えはよいと言えないので、女流陶芸家・岩清水さんが穴窯で焼いた大鉢(わたしの宝物のひとつ)に盛った。
おいしかった。 また作ろう。
(イラストレシピ:「根菜の蒸し煮」)
【写真上】 こぐれひでこ・著『こぐれひでこのごはん日記~秋冬編~』 早川書房・刊 2008.10.25.初版発行 @1500e
裏庭の片隅に「あやめ」が咲きだした。
”いずれ あやめか かきつばた”と言われるように、
同じような花なので、区別しにくい。
多年草なので 手入れもせず、放ったらかしであるが、
毎年 必ずきれいに咲いてくれる優れもの。
少し 大切にしようかなぁ。
木曽川学セミナーが開催されるようになって、ことしは8年目。
わたしは3回目からだから、5年間受講している。
今年度初回の今日は「鏡から見た美濃と尾張の古墳文化」。
ほぼ席が埋まっていたから、200名近くが出席。
講師は南山大学名誉教授・伊藤秋男先生。
わたしは、この講義はあまり興味が持てなくて退屈だろうなあ、と心配していた。
始まってみると なかなか面白くて、わたしには珍しいことばかり。今後古墳を見る目が異なるように思ってうれしかった。
先生の話し方もよく、なにより先生自身が 講義をしながら笑い顔で、先生が一番楽しそうに見えた。
きっと古墳が大好きなんだろう。
(写真:古墳から出た鏡:「三角縁神獣鏡」レプリカ写真)
友人と 県外の友人宅を訪問。
途中 昼近くになり、何度か行って、お気に入りのお店でランチ。
ここは古民家を利用した、風情のある空間。
上天気であたたかい日になったので、花と新緑のお庭を見ながら、外のテーブルで食べた。
和洋折衷の家庭料理だが、品数も多く、どれも食材が生かされた味で おいしかった。
福島産味噌を使った味噌汁もおいしかったので、売店で同じ味噌を買った。
きょうは若いお母さんたちの陶芸教室の講師。
先回の出来上がった作品を見ながら、
喜んだり、反省したりして、にぎやかなこと。
わたしも、
自分の娘たちと同世代のお母さんたちと話すのは楽しい。
佐川芳枝・著 『 寿司屋のかみさん うまいもの暦 』 講談社文庫
「寿司屋のかみさん」シリーズ「うまいもの暦」は、わたしには4冊目。今回の内容は、お客さんとのやりとり、季節の魚、おいしい朝ごはんや、ご主人との晩酌のつまみなど、日記に書かれたもの。
いつもながら感心することは、食べ物のおいしさを表現する言葉の豊富なこと。 とても おなかのすいたときには 読めない。
寿司屋の奥さんで、毎日寿司を食べておられると思うのに、食べ物で一番好きなのは寿司だと言われる。
お客さんとの会話も、生き生きとして伝わってくる。
食いしん坊の人は、ぜひお読み下さい。おすすめの一冊。
【写真】 佐川芳枝・著 『 寿司屋のかみさん うまいもの暦 』 講談社文庫。2010.3.12.第1刷発行。講談社・刊。@552e
( 珈琲茶房:「華なり」 “モーニング コーヒー” )
ホームページを見て 隣り町の「珈琲茶房:華(はん)なり」に、お茶を飲みに行ってきた。
わたしの好みは、落ち着いた空間と 品のよい室礼の カフェ。
ここは なかなかに 店主の好みがよく 気に入った。
コーヒーカップは一客づつ選ばれたもので、ウェジウッド、マイセンなど一級品。 和の陶器のものもあり、棚は見ごたえがあった。
わが家からは ちょっと遠いが、また 近くへ出かけたら寄ってみよう。
(珈琲茶房:「華なり」。0574-62-7101 可児市下恵土5338)
『 韓国古典文学の愉しみ(下)』~洪吉童伝 両班伝 ほか~
訳者・仲村修・オリニ翻訳会 白水社・発行
韓国の古典といえば「春香伝」は あまりにも有名である。
韓国びいきのわたしは 古典も読んでみたいと思っていた。
洪吉童(ホンギルドン)伝は朝鮮王国世宗の御代、洪氏(大臣)の側室の子として苦労して育った洪吉童の物語。
韓国では市役所などの申請用紙の記入例の名前になるような、有名な名である。 日本では さしづめ「桃太郎」と言うようなもの。
外国の本であれ、古典は いつの時代にあっても、たのしい物語である。 わけがあり「下」巻から読んだが「上」巻も読むつもり。
【写真】『韓国古典文学の愉しみ(下)~洪吉童伝 両班伝 ほか~』訳者・仲村修・オリニ翻訳会 2010.3.30.発行。白水社・発行
お地蔵さん 5体を 作陶。
これまで もういくつ作ったか わからない。
おかげさまで作っても 作っても 嫁(婿)に行きます。
みなさん 作者のわたしに似てる と言われます。
これって、
ほめられてるか けなされてるか、どちらでしょう。
同名の映画を、一年くらい前に観たが、わたしの娘が持っていたので、本も読んでみる。
映画では、主人公のサチエさんが食堂を開く資金をどうしたのか とか、開く前は何をしていた女性なのか判らなかったのが、本を読み よく判った。
「かもめ食堂」のおすすめ 「おにぎり」が、手で握るから作った人の気持ちがこもっているのだ と、食べたことのないヘルシンキの外国人に説明する場面は、読んでいるほうも あたたかいぬくもりが伝わってくる。
主人公の小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり、個性的な三人の女優さんが思い出される。
普通だけど少しおかしな人々のしあわせな物語を読んでいると、ほんのり気持ちがよい。
【写真】群ようこ・著『 かもめ食堂 』幻冬舎文庫。2008.8.10.初版発行 幻冬舎・刊。@457e (2006.1.幻冬舎から単行本刊行)
市の検診で悪玉コレストロールが多いから、
3ヶ月で2Kg落とせば 薬は要らない と言われた。
11月4日からダイエットを始めて6ヶ月。
4Kg落ちたので、今日から通常に戻ろう。
でもせっかくよい習慣になったので、いくつかは続けながら・・・。
中高年のダイエットはむつかしいといわれるが、それほどでもなかった。
一日一万歩のウオーキングは 90点。
炭水化物2割カットは100点。 ケーキやうなぎ、天ぷらは、時々お付き合いで食べたから50点かなぁ。
免疫力アップの食品を 意識して食べること・・。
この 良い食習慣を 今後も心がけよう。
いままで健康で医者に行くこともない日々。
この数ヶ月は食生活を見直し、老いに向かう自分について考える よい機会だった。
東京みやげ!と言って東京玉子本舗たまやの「ごまたまご」をもらった。
そのときは気がつかなかったが、食べるとき「ごまたまご」って、どこかで聞いたことがあるなぁ・・。
民放ラジオでよく「ごまたまご」が3時をお知らせします、と言っているのを 思い出した。
コマーシャルって、このように意識しなくても 覚えてしまうものだ。
「ごまたまご」は、中に黒いゴマが詰まっていて、こくがあり、紅茶のお茶うけに おいしかった。
連休中に 小さな家庭菜園に植える苗を買いに行った。
天気も好く、気温も上がり、苗屋さんは大にぎわい。
トマトの苗のところを見て、
「えっ トマトまで黒?!」
トマトの真っ赤なイメージはどうなるの。
トマトよ おまえも黒か。
隣町の吹奏楽団に高校生の孫が入団している(トロンボーン)。
この子は学校でも吹奏楽部で 毎日 練習がきびしい。
そのうえ金曜日は隣町での練習がある。
その日は学校から帰ると食事する間もなく、車の中でおにぎりを食べながら、隣町の練習に参加している。
聞くところ、高校生から60歳近い人まで、幅広い年齢の人が、チームワークよく演奏されていた。
孫も熱中できるものがあっていい。
わたしもできることは協力してやりたい。
ゴールデンウイークは お天気に恵まれた。
外孫も遊びに来たので、庭でバーベキュー。
わが家ではこの“外食(そとしょく)”が好きで、寒さの和らぐ4月から9月までは、よくやって楽しむ。
今夜は魚釣りに行ってきた人から、「さごし」の大きなのをもらったので、これも焼いてみたら、とってもおいしかった。
炭火の優しい火加減で、にぎやかな、おいしい夕飯でした。
( 「器まつり」 古城 兼山城のふもとにある兼山窯。 )
古城 兼山城のふもとにある兼山窯に、
「器まつり」に行ってきた。
実は何年か前、この器まつりに来て、作家先生の奥様が普茶料理の先生ということで、さっそく弟子入りした。
あれから3年経った。
ちょうど昼どきになり お客さまも帰られ、わたしたちだけになったので、ご夫妻も手がすいて、友人と4人でおしゃべりに花が咲いた。
ご主人の器も品がよく、使っても飽きがこない。
シンプルの中に色気が感じられて、料理のおけいこにもたっぷり使わせてもらっている。
奥さまのほうは、ガーデニングの指導者であり、テーブルコーディネートの達人でもあるので、いつも参考になることがいっぱい。
きょうは器好きの友人と一緒なので、長い時間お邪魔していた。
上天気でもあり、兼山の緑が借景に、花が咲き乱れ 美しい空間に満足。
( 「兼山窯」器まつり )
今朝 早く、知人から「たけのこ」を6本もいただいた。
「昨日 掘ったのだから、早くゆでてください」と言われ、
米ぬかを買いに走った。
(米のとぎ汁でもよいが、量が多かったので)
タケノコは「古事記」に出てくるほどで、
日本では 古くから食べていたようです。
わが家も建て増しをした部分は、もと、竹やぶだった。
20年前は たけのこが採れて、たくさん食べていた。
”カフェ ガジュマル”
知人と昼ごはんに 新しいカフェに行ってみた。
城下町通りで、旧い民家をリフォームした店。
カフェの奥は、ギター工房が併設されてる。
マスターは「鹿児島出身なので、名前をカジュマルとしました」と。
若いが しっかりとして とても感じのよい方。
ランチのサンドウィッチも おいしかった。
また、行きたい店。
「カフェ・カジュマル」犬山市犬山 東古券661
Cafe Gajumaru TEL 0568-65-9093