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藤工芸のおけいこの行き帰り道や、ぐるーぷの集まりで、一年中 仰ぎ見ている犬山城。
本丸の中へ入り、天守に登ったのは十年ぶり(?)。
もっとかなあ・・いま登閣料550円。びっくり。
中の階段はかなりの急傾斜。
杖をついた方に「よく登られましたネ !」
・・「死に物狂いで登ってきた!」と笑っておられた。
安城市の(よりみち探偵団のような)グループ14名が犬山へ来られたのだ。
指導者の先生が同じ人なので「交流しましょう」と。
おかげで久しぶりに犬山城天守にあがった。
安城のグループもわたしたちと同じような年齢でもあり、なごやかな交流でした。
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知人のグループがりんご狩りを計画。
わたしたち4人も連れて行ってもらうことになった。
あさ9時半ごろ可児御嵩ICから
長野県松川ICまで1時間10分。
ICから5分ぐらいで細紅観光農園で
りんご狩りの食べ放題。
みずみずしくおいしいりんごだが とても大きくて そのりんごひとつも食べきれない。
飯田に戻り昼食後、南信州飯田山本にある、
杵原(きねはら)学校を見学。
この学校は1985年廃校になったが、
いまは国の登録有形文化財になっている。
2008年 吉永小百合さん主演「母べえ」のロケ地として注目を集めているとか。
自分が通った小学校のような、なつかしい気分でした。
「りんご狩り」を企画されたのはコーラスグループ。 ほとんどが女性の集まりで、バスの中では歌も歌いなごやかでした。
道中、紅葉のきれいな山々を見て、
楽しい一日でした。
(こちらは姫りんごの樹です)
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幸田真音(こうだまいん)著
『 この日のために 』(上)(下)
~池田勇人・東京五輪への軌跡~
雑誌の読書紹介で知った。
物語りの主役は、戦後社会をけん引していった経済という魔物である。
人物として、日本水泳連盟の田畑政治水泳指導者と、東京五輪開催までの戦後政治経済の中心のひとりとなった池田勇人総理大臣が描かれている。
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わたしは、池田勇人氏が総理になられてから一年後の昭和36年大学二年生のとき、なぜか友人の母上の関係で総理私邸に遊びに行っている。
信濃町の家は大きく、玄関口の脇には記者団用のトイレがいくつも並んでいた。
紅茶とメロン、ビスケットのお茶をいただきながら、学校の話しをしてきた。
満枝夫人はわたしたちの先輩卒業生だった。
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本書からも、池田総理が言ったとされる発言「貧乏人は麦を食え」の本当の意味も知った。
1964年オリンピックの東京招致への闘いがこのようにしてなされてきたのか、あらためて驚いた。
多くの参考文献、資料を通して、本書が書かれている。
作者の偉大さにも 脱帽。
池田勇人という文字を見ると必ず満枝夫人が思い浮かぶ。
【写真・右】幸田真音(こうだまいん)著 角川書店・刊
『 この日のために 』(上)~池田勇人・東京五輪への軌跡~2016.4.20.初版発行 @1600e
【写真・左】幸田真音(こうだまいん)著 角川書店・刊
『 この日のために 』(下)~池田勇人・東京五輪への軌跡~2016.4.30.初版発行 @1600e
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