自分の家で採れたという「ぎんなん」をいただいた。
今夜、茶碗蒸しに入れようか・・。
焙烙(ほうろく)で炒って つまみにするのもおいしい。
ぎんなんは日本中で生産されるが、
愛知県稲沢市祖父江町が生産量日本一だとか。
イチョウの葉エキスが 認知症に有効といわれているが、
効果はどうでしょう・・。
気になる年頃になりました。
【写真】ギンナン生産量日本一の稲沢市祖父江町。
チャンネル不詳だが、ちょうどテレビでも紹介されていた。
継鹿尾山・寂光院は、もみじ寺というだけありもみじが多いが、巨木の銀杏(イチョウ)もある。
色づいた葉が 止め処も無く風に舞って散っていた。
銀杏、ポプラ、プラタナス、ケヤキなどの葉が散る様子を「黄落」という。
わが家の大きなケヤキの木も、今、黄落期ということか。
ずいぶん前に読んだが、佐江衆一著『黄落』という、
実母の介護の様子を書いた小説があったことを思い出した。
わたしにとって「黄落」という言葉は、
”さみしい”と同義語・・。
【写真】佐江衆一・著『黄落』新潮文庫1999年9月刊。@580E
寂光院の裏庭に向かう林道に 紫陽花の花があった。
艶やかに咲いていた6月から半年・・。
いまは ドライフラワー状態だ。
朽葉色(くちばいろ)というのか、枯色(かれいろ)というのか、
何とも表現しがたい「あわれ」の美しさとでも言うのか。
冬枯れの自然の中で見つけた「美」。
家へ持ち帰って 飾ってみた。
あちこちから「もみじ寺・寂光院へ行って来た」というもみじ情報を聞く。
買い物の帰路、ちょっと寄ってみたくなった。
平日の午後だが すごーい人!
イロハモミジ、カエデ類が多く(1,000本!)、
巨木が多く 葉が小さい。
色鮮やかに染まり、充分 見ごたえがある。
本堂脇の展望台からは犬山城が きれいに見える・・。
わびすけ(白・椿)が咲き始めた。
わびすけ(ピンク・椿)は もう少し遅く咲く。
このわびすけは 子どもたちが習っていた、ピアノの先生からもらったもの。
先生の家が 建て替えされるので「邪魔になるからもらって!」。
樹齢もすすんだ大きな株の植え替えなので、
根付くか心配だった。
おかげで 丈夫にさらに大きくなって、
毎年、きれいに咲く。
清らかで 上品な花・・。
早々とクリスマス飾りを出した。
信者ではないが 中学からクリスチャンスクールの生徒だったので、教会へは毎週通った。
讃美歌は 洗練された詩なので、
今でも時どき口ずさむ。
学校でのクリスマスはおごそかで、信者でなくても、
祈りたくなる、よき思い出のひとつ・・。
高校生の孫は 部活(吹奏楽部)でマーチングをしている。
ことしは 地区予選、県大会、東海予選とつぎつぎクリアして、
全国大会(千葉・幕張メッセ)に出場することになった。
学業の勉強と 部活の練習で、休みも無くがんばっている。
人生のほんのわずか(3年間)だが、
彼女にとって目標を持って好きなことに打ち込んでいる。
充実した高校時代を過ごしているように見受けられる。
祖母として ひそかに喜んで 応援している。
11月23日午後8時に結果発表、「銅賞」というメールが届いた。
一生の思い出のひとつになることでしょう・・。
【写真】マーチング・バンド イメージ写真。
University of Texas Longhorn Bandより。
この本の書評を読んで、すぐに読み始めた。
雑誌『ミセス』は1961年に創刊されたというから、
わたしは創刊の2年後くらいから ずーっと読んでいる。
自分がミセスになったばかりのわたしには、
すべてがあこがれの世界であった。
最近は読むというより、きれいなページを眺めると言ったほうが合っているが・・。
そのころ作家:獅子文六氏のエッセイが掲載され、
その魅力に惹かれ、氏の小説は全部読んだという記憶がある。
本書の中セピア色になっているバックナンバーの写真を見ながら、
これだけ長く続いている雑誌も少ないなぁと思った。
【写真】金井美恵子・著『昔のミセス』幻戯書房・刊。
2008.8.5.第1刷発行 @1900E
月間雑誌『ミセス』 発行所:文化出版局
大きなケヤキの木が一本ある。
11月に入ると 落ち葉が舞い降りる。
お隣の庭へ入ったり、お隣の駐車場にも吹き溜まりになるので、
毎朝、毎朝 落ち葉を掃く。
大きな網袋に ふたつできた。
やっと半分くらいかなぁ。
これが5、6袋貯まると、ケヤキの葉っぱがほとんど落ちた勘定になる。
きょうは一日中 庭掃除に明け暮れた・・。
キムチ前線がやって来た。
11月の下旬にソウルを訪れたとき、路地脇のあき地で、
おばさんたち5、6人が、おしゃべりしながら、
山積みされた白菜で キムチを漬けている光景を見た。
韓国人のCさんによると、大量のキムチを一度に漬けるので、
近所の主婦が集まって共同作業をするの。
日本流に言えば井戸端会議しながらの作業で、にぎやかで楽しい。
今の若い人は共同でする人は少ないし、買い求めている人も多いよ、と言っていた。
この時期 白菜を運ぶトラックは、渋滞道路もバスなどの優先車線を走れる。
キムチボーナスが出る会社もあるそうだ。
Cさんはマンションに引っ越したので、
キムチの保存は甕(かめ)から「キムチ冷蔵庫」に変えた。
冬には寒いところでベランダの外側も二重窓になっている。
冬はベランダに置いてもいいのよ、と笑っていた。
日本でも最近は好まれて、よく食べる人が増えているようだ・・。
5歳の孫は 鉄棒で逆上がりができない。
友達のひとりは 上手にできるようになり うらやましい。
ほかの、できない友だちと一生懸命練習している。
お尻を支えてもらったり、してあげたりと、彼女なりに熱心である。
ついに成功!!
11月10日は「さかあがり成功記念日」・・。
「ぬくもりラタンクラブ」と名付けられた、
「藤工芸」の先生の門下生で、バス旅行に。
“永源寺もみじ狩りと近江八幡散策”
永源寺には20年も前に一度、今日は二度目。
紅葉の真っ盛りで すごい人の見物客であふれていた。
近江八幡で、近江牛のすき焼きで昼食。
八幡掘周辺を散策する。
旧い町にはわたし好みの骨董屋も多く、
あれこれ見て楽しかった。
帰路のバスの中では、退屈しないように、
先生から藤工芸のプレゼントがあったり、
カラオケでなつかしい歌を全員で歌ったりした。
晩秋の一日、
なごやかな雰囲気の方々ばかりの中で、幸せでした。
毎年 初冬の日曜日、わたしの住むまちでは「おもしろそうだがや」と名付けたクラフトフェアーが開かれる。
城下町の通りに テントの中で、陶芸、木工、織物、アクセサリー、布から作ったバッグ、古布から作った作品の数々に、野菜、各地の特産品など小さなお店が広がっている。
大型スーパーやデパートの専門店での買い物とは違って、
作り手と直接やりとりしながら手にとって、
気に入ったものを買う。
人とのぬくもりを感じながら買い物。
皇帝ダリア。キク科の多年草。
ふた節分の幹を おすそ分けでいただいて埋め込んでから、今年で2年目。
熱帯性なので真夏も枯れることなくどんどん育っていった。
別名「木立ダリア」というように、茎が木の幹のように太くなる。
ひと月ほど前 風の強い日に一本折れてしまった。
ほかのは健在で花が咲いた。
今朝近所のひとが「大きいねえ」と言われるので、
背丈を測ったら、いちばん高いのでちょうど4メートルもあった。
ものすごい成長に驚く。
春に信楽焼きのお祭りに行った時、
「文五郎窯」で 若い作家さんが、作陶しながら、
いろいろ話しをしてくれた。
“惜しげもなく”、小さなことだけれど、
わたしにとっては、「プロの技」のヒントを教えられた。
たとえば、「素焼きは こんなときには二度焼きをするといい」とか、
などなど・・。
今回のやきものワールドも特別招待券を送っていただいたので、
御礼がてらに、そのブースを訪れた。
その作家さんは兄弟で家業を守ってるらしく、
どちらも気さくで明るく、気持ちよい青年たち。
つい 花びんを買ってしまった。
陶芸作家として がんばって 大きくなってほしい・・!
「ドームやきものワールド」・2008
2008年11月14日(金)~18日(火) ナゴヤドームで開催。
全国のやきもの産地から 約300ブースが集合して、
広いナゴヤドームいっぱいに、「やきもの市」が開かれている。
わたしが訪れたのは 一昨年、昨年につづいて3回目。
一番の楽しみは 「テーブルコーディネートゾーン」。
有名人によるテーブルコーディネートや、
一般募集の中からの優秀作品が展示されている。
どれもこれも洗練されたコーディネートに見とれてきた。
3回目ともなると、気に入った店もあり、
店主さんとの会話も楽しかった。
・・・・・
また 衝動買いしてしまった・・。
山本一力・著『いかだ満月』 2008年 角川春樹事務所・刊。
材木問屋さんは 季節ごとの行事を大事にしている。
8月の十五夜と 9月の十三夜の月を祀るのが月見。
8月15日は「芋名月」で、9月13日が「豆名月」とは、生活そのものだ。
どちらか片方だけ、「月見」をすると、片月見といって縁起に障るといわれている。
材木問屋で、片月見だけをした年に土砂崩れがあったので、それ以来、片月見は「断じて忌むべし」と家訓。
わたしは、年中行事にあまり関心が無く、過ぎてきてしまった。
日本の年中行事には、それなりのいろいろな知恵が詰まっていると、あらためて思った。
【写真】山本一力・著『いかだ満月』 角川春樹事務所・刊。 2008.9.8.第一刷発行。@1600E。
山本一力・著『いかだ満月』 2008年 角川春樹事務所・刊。
人の生き方も面白かったが、この本に描かれた時代(1832年ごろ)の、今の時代に生きているのが見られ、ひとつひとつ覚えられた。
峰の杉は 木がこわい(硬い)。
中腹の杉は 木も手ごろ。
谷の杉は 木がやわらかい。
目利きのできる者は、このように杉の育った場所によって、材を選ぶ。
山の高きに育った杉は、さえぎるものの無い陽光をいっぱいに浴びている。
いわば、野放図に育ったので、枝も好き放題に伸びている。
柱や板にしたとき、枝は節になる。
節になると柾目を汚す。曲がりを生じたりもする。
人間も杉も、苦労知らずに育つのはよくない、ということでしょうか・・。
また、適材適所という熟語がある。
木も人も 充分に能力を発揮できるように、ということか。
この本を 読みながら思った。
【写真】山本一力・著『いかだ満月』 角川春樹事務所・刊。 2008.9.8.第一刷発行。@1600E。
同窓会に出席した。
大きな私立学校なので、地区同窓会とか、本部総会がひらかれる。
きょうのは同じ地域からの 同年代出身者のミニ同窓会の集まり。
毎年「もみじ」会と名付けられて、45回目。
きょうは、先日行なわれた天皇陛下の園遊会に招かれた友もいた。
その時の話しで盛り上がった。
その折りに何を着て行ったか、 料理はどうだったか、 妃殿下方々はきれいだったか・・とか。
興味津々で楽しかった。
60代半ばも過ぎ、ここに出席できる人は健康な人。
年々 欠けていく人がいるかと思うと・・・・。
中学、高校、毎日電車通学した思い出を語り合ってなつかしく、
年甲斐も無く はしゃいだ数時間でした。
山本一力・著いかだ満月 (角川時代小説倶楽部) 2008年 角川春樹事務所・刊。
山本一力氏のものは新聞連載のエッセイしか知らなかった。
テレビのトーク番組でみた時に好感が持てたので、
ぜひ小説を読んでみたいと思っていた。
『いかだ満月』は、江戸のどろぼうとして名高い鼠小僧次郎吉の、相棒であった材木問屋の大商いの話である。
人情があり、学問は無いが知恵のある、ごく普通の人たちを描かれている。
わたしの実家も材木屋であった。
あのように時代の差はあれ、父は材木を買い付けに行ったのかと、なつかしく思い出しながら読んだ。
恋愛小説もいいが、
時代小説長編を読むのも、心がおだやかでよい。
【写真】山本一力・著いかだ満月 (角川時代小説倶楽部)角川春樹事務所・刊 2008.9.8.第一刷発行。@1600E。
夫の知人に、犬山市吹奏楽団のベテラン団員がいる。
第17回定期演奏会に招待されたので 聴きに行く。
会場の犬山市民文化会館は、わが家から歩いてもいける。
ことしは犬山少年少女合唱団(賛助出演)も加わり、
子どもたちの清らかな歌声と、吹奏楽演奏で、魅力的なコンサートでした。
ルパン3世、崖の上のポニョ、涙そうそう、花など、なじみの曲も多く演奏され、美しい音色を堪能させてもらった。
・・・・・・・・・「布あそび糸あそび展。」
今回の手づくり展は、季節柄 織物が多かった。
どれもこれも美しく、欲しいものがいっぱい。
真っ先に買ったのは、さおり織りのマフラー。
ピンク、白、グリーン、少し黄色の色も混じってカラフルだ。
今の時季にピッタリ。
とてもあたたかくて、寒いときに重宝。
もうひとつは、15cm四角の うさぎの文様の敷物4点。
「四季のうさぎ」。
春は うさぎが ひなたぼっこ。
夏は 蚊取り線香を焚いて お昼寝。
秋は 月見するうさぎ。
冬は お正月の うさぎ。
白い鶴首の花器の下に敷いたら 似合うかなぁ。
「布あそび糸あそび展」が11/7(金)~11/12(水)まで、“洋風家庭料理・キャセロール”(各務原市)で開かれている。
織物、裂き織、古布作品(バッグ、服など)、アクリルたわし・・。
どの作品もあたたかみがあり、よく出来ている。
わたしの陶器も、手作り作品として、仲間に入れてもらった。
訪れるお客さまも、キャセロールのおいしい食事をいただき、手作りの作品を楽しみ、満足して帰られる。
「おしゃれをして、「お出かけして、「おいしいものを食べる。」
三つの「お」が揃って、女性にとって本当によい時代になったなあと、ながめている。
柿は晩秋を代表する果物。
今年は10年ぶりの大豊作だとか。
あちこちから おすそわけをもらって、
おいしくいただいている。
芭蕉の句に、
「里ふりて 柿ノ木もたぬ家もなし」
わが家も 数年前まではあったが、
足元の菜園を助けるため 切り除いてしまった。
農家の軒先に渋柿が吊るしてある風景が 好きだ。
知人に織り物や染め物をやる人がいる。
わたしの作った掛け花用の花器を見て、
「自分の作った掛け軸に合わせたらどうか」という話しがあった。
出来上がったのが三点。
1.麻布を染めて細く短冊風に、狭いところでも使用できるもの。
2.古い帯を加工して作ったもの。
3.ろうけつ染めの布から作ったもの。
それぞれに 花器の色を合わせて、掛け軸が出来上がった。
「これもコラボレーションかしら」と、作者の知人と一緒に喜んでいる。
恵那へ行くと、横井照子ひなげし美術館へ行く。
この美術館は、最近よく訪れる坂折棚田に使用されていた石積みを取り寄せ、建物は上宝村と清見町から百年近い板倉を移築して造られたもの。
この地の景色に溶け込んでいる。
春から夏に訪れれば、真っ赤なひなげしが見られる、と聞いた。
この11月は、「横井照子リトグラフ展~四季のうた~」が開催中。(会期 ~11月30日)
わたしは横井照子氏の、カラフルな、生き生きとした作品も好きだ。
*****
もうひとつの楽しみは、ひなげし美術館に飾られている「花器」。
係りの人に尋ねると、ここの花器は「近藤精宏氏」の作品が多いとか。
今回 訪れたときは、粉引きの白い花器が飾られていた。
流れるような線が美しく、陶然と見入る・・。
友人の実家近くの墓参りについて行く。
恵那インターからすぐ近くなので、ついでに御岳山ろく:付知峡まで行く。
まだ、紅葉が真っ盛りというわけにはいかなかったが、
恵那山はじめ ところどころ色づき始めていた。
恵那、付知の里山の風景は美しく、見とれていると、
つい「うさぎ追いし かの山 ・・・」と口ずさむ。
付知峡の不動滝は、森林浴百選の美しい緑と、名水五十選というさすがにきれいな水に、心地よいひとときでした。
【写真上】「道の駅・付知」裏木曾花街道センターと、付知の里山。
【写真下】付知峡に架かるつり橋から見た不動滝附近。
最近よく「クマササ茶」を飲む。
粉末なので 湯を注げば手軽るに・・もよい。
クマササは60~120年間枯れずに、地中の養分を吸い続けるといわれている。
また冬の間も成長を続けている、生命力の旺盛な植物。
効能書きによれば、自然治癒力や免疫力を助けるとか。
わたしは 今現在 特にどこが悪いわけでもなく、効能を期待しているわけではない。
クセも無く飲みやすいし、抹茶のごとくきれいな緑色なので、
コーヒーを飲む気分で飲んでいる。
【写真】「クマササ茶」。原料はクマササ葉のみで、クマササをそのまま微粉末化。南木曾町:木地師の里「ヤマイチ」で購入。“自然からの贈りもの。くま笹茶で元気”。
4、5月の連休に苗を植えたピーマン。
7月に入って食べれるように育った。
それから毎日のように10個、20個と収穫できた。
10月中もつやつやと色のよいものが出来つづけ、食べ切れなくておすそわけもした。
11月に入り、ほかの夏野菜は全部終わっても、
10センチほどの大きいものが、どんどん出来ている。
ピーマンはビタミンも豊富で、
緑黄野菜として重宝している。
今夜の夕飯の一品に、ナスとピーマンの揚げ浸しも加わる。
色あざやかに、出来上がり・・!
毎夜、“冬ソナ”再放送を見ている。
何年か前に NHKでの放映は見たり見なかったりだったし、日本語吹き替えだった。
今回は字幕なので、韓国語をかじったわたしには 心地よい。
二年前に、有名になったロケ地の湖と島にも行った。
島の樹林は思ったより多くあり、そこは日本人と中国人でいっぱいだった。
友人のCさんの別荘からも、夜になるとライトアップしてきれいに見えた。
「冬ソナをまた見てる」と話すとすぐに、「ヨン様が好き?」と言われるが、
ドラマ全体が単純なストーリーでわかりやすく、
画面はメルヘンチックで、ぼーっと見ている。
【写真】写真上、下 いずれも LaLaテレビより。