連絡をマメに取り合ったり、しょっちゅう会うわけでもないのに、
時々フト思い出す・・
そんな友と ひさしぶりに会う。
午前10時ごろ 待ち合わせてコーヒーショップへ。
東海地方はモーニングサービスが付いてくることで有名。
わが家からクルマで20分ぐらいのところだが他県。
このコーヒーカフェは女性客がほとんどで満席。
コーヒーもひとりづつ急須で来る。トーストにヨーグルト。
別皿にウインナ、野菜サラダ、ポテトサラダ、バナナがあった。
これで420円です。
久しぶりなのに、その間に流れていた時間はすっかり忘れて、
おしゃべりを延々とする。
わたしたち三人も、まわりにはやかましかったことでしょう。
孫(小学生)がモンテロールのスイーツ工場見学に申し込んだ。
わたしは 初めてなので連れて行ってもらった。
見学コースの製造工程では、
シュークリーム、ロールケーキ、季節限定のスイーツが作られていた。
シュークリームでは 一時間に6000個もできるそうです。
流れ作業と言って、ベルトコンベアに乗ったお菓子つくりを、
ガラス張りの高いところから見ながら、説明を聞きます。
衛生的な製造工程を見て、
これなら安心しておやつにいただけそう。
シュークリームやチョコレート、クレープ、ロールケーキなど、
売店でいっぱい買ってしまった。
よりみち探偵団。
暑い中、犬山口周辺を歩く。
現在の地図には名も無い道(忍者道)も、
歩けるところは歩いていると、歴史を感じて おもしろい。
なぜ、この町の名前がこのように付いたのか、
立て看板が立っている。読んでいると納得。
この辺りには室町時代からの、
禅寺がいくつもあるということも知った。
大正から営業されてきた銭湯「ライン温泉」も、つい先日幕を降ろされた。
半年ほど前 ここの女主人(90歳)と話をしたときには、「レトロな浴室に興味を持たれ、遠くからお客さんが来てもらえる」とうれしそうだった。
あまりの暑さに、途中の堀部邸でアイスクリームを食べて休んだ。
誰もが知っている中村メイコさんも80歳ちかくになられる。
2歳半から役者をして、大人の世界を見ておられるからか、
人生を生き方を よくわきまえていらっしゃる。
タイトルは「終わり」だが、
内容は明るく、笑ってしまう。
本書を描かれた動機は
「ボケないうちに、みっともなくないように、
身辺整理だけは して老いたい」だったとか。
高齢になれば 誰もがそう思うでしょうね。
わたしの場合は、たくさんの本と 陶器。
どうしよう・・?
有名な作家さんの器は 捨てないでほしいけど、
子どもたちの「好み」の問題もあるし・・
この本を読みながら、先々のことを考えた。
身近なものの整理にしても、
わたしの場合はなかなか割りきれなくて悩みます。
メイコさんは、生活の知恵に長けた女性(ひと)ですね。
【写真】 中村メイコ・著 『 人生の終いじたく 』
2010.11.5.第1刷。青春出版社・発行 @1400e
『 手のひらにのる骨董 』
~美しき日本の 小さなこころ~
貴道 裕子・著 世界文化社・刊
著者は 京都の美術商に生まれ、
子どもの頃から 古美術に親しまれた方。
本書には、
蒐集された豆皿、ぽち袋、帯留めが紹介されている。
やはり、わたしは豆皿に ひかれる。
(小さな皿で 直径10㎝くらいまで)
好きなのは、唐草文様や つる草の蔦や葉が絡み合って連続文様を描いたもの。
わたしの持っているものは明治時代のものだと思う。
本書の中で とっておきの豆皿や 思い出のあるものは、
飾って楽しむのがよい、と書いてあった。
さっそくミニサイズのアートを玄関にあしらってみた。
【写真上(部分)】貴道 裕子・著 『 手のひらにのる骨董 』
2013.1.20.初版第1刷発行 世界文化社・刊
【写真中】 同書から写したもの
【写真下2枚】 お気に入りのミニアート
裏庭に在る ほんのわずかな家庭菜園も、真っ盛り。
・・ゴーヤ、大葉、きゅうり、なす、ピーマン、トマト
ミニトマト、オクラ、十六ささげ、茗荷、ブロッコリー
・・ゴーヤは39㎝の長いのもできた。
『 図解 100歳まで効く!
アンチエイジングの「抗加齢」の基本 』
白澤卓二・著
(順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座の教授)
この本を読むと、
野菜を食べることが いかに大切かがよくわかります。
「できるだけ病院へ行かないで済む、快適な暮らし」を目指して、
バランスの良い食生活をと、努力したいと思う。
そのために、家でできた野菜を上手に料理しよう・・
【写真】 白澤卓二・著 成美堂出版・刊
『 図解 100歳まで効く!「抗加齢」の基本 』
2012.11.10.発行 @1200e
4月26日に突発性難聴という病気になった。
約3カ月になる。
きょうは耳鼻科の診察日。
若くて美人の先生は・・
「聴力検査の結果は少しづつではあるが、良くなってきているので、もうしばらく薬を続けましょう。
「次回は少し間をおいて、8月31日に予約しましょうか」とおっしゃる。
45日分の薬をもらってきた。
一ヵ月に一度だが、こんなに長く通院することになろうとは。
・・珍しいことだ。
それにしても総合病院の待合室で待っていると、
いろいろな人物が観察できて、おもしろいなあ。
この人たちは どんな病気かなぁ と想像していると、待ち時間も退屈しない。
料理研究家 村上祥子さんが
「たまねぎ氷」を考案され話題になった。
日本経済新聞のメディカルニュース(7月9日)に、
トマト氷の話題があった。
トマトは生で食べるより、
過熱と攪拌して食べたほうがおいしいそうだ。
トマト氷を作っておいて、
カレー、パスタ、リゾット、肉じゃが、麻婆豆腐、市販のそうめんつゆに混ぜたり、といろいろな料理に使えるとか。
わが家も家庭菜園でたくさんトマトができた。
試してみます・・
なかにし礼・著 『 生きる力 』 講談社・刊
~ 心でがんに克つ ~
いつだったか、テレビ番組で著者が
「陽子線治療でがんが治った」と言っておられるのを見た。
そのとき「陽子線」という言葉を初めて耳にした。
著者が強いところは、医師の治療に従わずに、
自分で治療法を調べ探し出されたこと。
・・わたしなら「がん」と聞いただけで驚き、
医者にすべてお任せしてしまうだろう。
「がん」が事実と知って、悲しみの中で、
著者は自分に栄養を送らねばならないと考える。
栄養とは・・?
それは精神的な歓喜だ。 歓喜とは感動だ。
感動するために猛烈な勢いで本を読まれたという。
なかにし礼さんは、すご~い強い意志の持ち主だった。
病気で元気のない人・・読んでみてください。
【写真】 なかにし礼・著 『 生きる力 』
~ 心でがんに克つ ~ 講談社・刊
2012.12.20.第一刷発行 @952e
二、三日前 木曽川学に出席するためエレベーターに乗った。
65歳前後かな? 半袖の襟つきシャツを着ている男性が、
ペンダントをされていた。
・・エッ! と 驚いた。
以前のこと・・
知人の男性が(40代。イギリスで生活していた人だが)、
イアリングをされていた。
この二日間とも、一緒に居たが、
わたしの夫は それに全然気づいてなかった。
今朝、テレビを見ていたら、関西の大学教授が、
襟にブローチを付けておられた。
最近は 男性もオシャレになりましたね。
7月6日日本経済新聞土曜日版プラス1(ワン)に
こんな記事が載っていた・・
「美婆」と書いて「ビバ」と読む。
いくつになっても現役で働き、人として美しい。
このような高齢の女性をこう呼ぶのだとか。
「ビバ」とは「万歳(ビバ)」と引っかけてある。
また男性版には
「美爺(ビジー)」で、忙しいを引っかけてこう呼ぶらしい。
自分のまわりにもがっばっている人はいる。
こういう人を「あの方は美婆ねえ」とか、
「高齢だけど活き活きと生活(くらし)てる美爺よ」と言えばよい。
わたしも少しでも美婆を目指して がんばりましょうか。
「美婆」「美爺」と呼ばれるには、
それなりに自分みがきをして、しゃんとしなくてはネ。
木曽川学セミナー第4回「川と祭りの民俗」
~木曽川流域の 七夕行事を中心に~
講師:須永 敬先生(九州産業大学 国際文化学部)
0 七夕は なぜ「タナバタ」か?
タナバタという語をめぐっては いくつかの説がある。
「棚機」説 ・・棚で機を織り、水の神を迎える女。
わたしは この説がいちばん本物らしく思える。
七夕は全国的に さまざまな行事があり、伝承されて来た。
木曽川流域のこの地方でも、各地で少しづつ異なる・・
講義を聞いていくと、興味深いことばかり。
わたしの住む尾張では、七夕が、七歳の子どもの成長祝いと結びついている点が特徴だ。
各家庭ごとに、七月七日に厄災を流し去るという習俗。
現在は幼稚園や学校行事として盛んになったので、
個人の家庭ではやらなくなったように思う。
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11年間続いてきた「木曽川学セミナー」も、
今年度で終わりにすると今朝発表された。
定員200名の、10回連続講座は毎年申込み多数で、抽選になるほど人気があるのに 残念だ。
15歳で熊本の郭に売られてきた少女イチが、一人前の娼妓となっていく物語。
同じ女の子なのに、貧しい家に育ったというだけで 哀しい仕事をさせられる。
このような世界は どんなものか 想像もできない。
・・が、救われるのはこの主人公イチは 郭の学校で活き活きと学んでいること。
また その教師が人間的にすぐれた人で、遊女の生活を理解して教育していること。
イチが遊女となって世の中のことを知り、人間らしく生きていくのが頼もしい。
読んでいると 応援したくなる。
この本の中の遊郭「東雲樓」は 熊本で実在していた とか。
著者の村田喜代子さんは、わたしの好きな作家でもあり、読み応えのある小説だった。
【写真】 村田喜代子・著 『 ゆうじょこう 』 新潮社・刊
2013.4.25.発行 @1800e
すてきなガーデンカフェを見つけた。
次女と買い物の帰り道「コーヒー飲もうか」ということに・・
じゃあ先ほど車で走りながら目についた「ガーデンカフェ」に寄ってみることに。
すこし戻って、木々が美しいお庭のある店。
店主の自宅を改装してカフェにされたような・・?
午後の時間にはコーヒーに 手作りのデザートがついてくる・・
わたしは”わらび餅の 黒蜜きな粉かけ”をお願いした。
もちもち感が抜群、
冷たい甘味はコーヒーにもよく合って、おいしかった。
手入れの行き届いた和風庭園を眺めながらの、
珈琲タイム・・幸せなひとときでした。