3月29日の木曽川流域「川の駅」シンポジウムでは、本庄まちの駅ネットワーク(埼玉県本庄市)代表の阿奈正子さんがパネリストの1人であった。
地域情報や休憩場所・トイレなどを提供する、本庄市の(市内に50ヶ所もの)「まちの駅」が なぜ成功したか、を話された。
特徴は、行政に頼らず、民間企業・地域住民活動団体から個人商店・個々人までが、「自分たちのまちを活性化しよう!、もっと人とつながろう!」という気持ちを強くぶつけ合ったから。
これは どこのまちでも すぐにできるのではないか、と言われた。
本庄市では、考えるより、すぐに行動に移されたところが、もうひとつ成功した理由かも知れない。
折りしも 花見で渋滞する中を、1時間以上もかけてきて、寒さにふるえながら聴いただけのことはありました。
【写真】シンポジウム会場は、笠松みなと公園に新設あずまやの交流施設「川の駅」。シンポジウム・テーマは「これからの流域ネットワークと木曽川の可能性」。
3月29日(土)2~4時、笠松みなと公園(川の駅)(岐阜県笠松町港町)で”木曽川流域「川の駅」シンポジウム&交流会”が開催された。
私はいつも「木曽川学セミナー」(各務原市役所木曽川学研究所)へ出席していたので、この日の案内をもらった。
いただいた案内状をよく見ないで行ったので、 まさか野外で・・「川の駅」交流施設で行われるとは、夢にも思っていなかった。
「川の駅」による木曽川の流域づくりをしよう!というシンポジウムの内容は、さすが豊かで聴き甲斐があった。
空は晴れわたり、サクラは咲き、川辺の景観は素晴らしかったが、 春先の伊吹おろし(?)の北風が、寒くて 寒くてふるえあがった。
今日のような日のことを「花冷え」というのだろう。
中学生の孫と バナナケーキを焼きました。
材料:
バナナ(熟したもの) 2本
砂糖 120g
卵 2個
B.P.ベーキングパウダー 小さじ 1
オリーブ油 大さじ 3
30年ほど前、子どもたちが小さい頃、
パンやケーキはよく焼きました。
今は さっぱりしなくなりました。
買ったものは 見た目はきれいです。
自家製は、やっぱりおいしくて 安心です。
若い、子育て中のお母さん4、5人に、
毎月、1回、「陶芸を教えて・・」と言われて、今日で1年になる。
初めてのときを思うと、手つきが慣れて、きれいな仕上がりになってきた。
若い人の感性も なかなか良い。
【写真】手ロクロも上手に こなせるようになりました。
本屋さんでこの本を ぺらぺらとめくったら、「花の雨」というページが目についた。
「 咲くことだけを喜んではいけない
散ることだけを悲しんではいけない
すべてのものは移りゆく
移りゆくから 美しいのだ 」 (本文p34)
と、書かれていた。
本当に 日本語って 美しいなあ・・。
いつか おけいこに行っているとき、少し年配の女性が帰り際に、
「ひと足 お先に」と言われ、 なんて奥ゆかしい女性(ひと)だろうと、感じ入ったことを 思い出した。
【写真】『きれいを磨く・・美しい日本語帳』道行めぐ著、長岡書店2008.3.10.発行。
自宅で陶芸をするとき、いろいろな小道具が要る。
ロクロ成形は、ロクロの円盤上に土を置き、回転する遠心力を利用して、延ばしたり拡げたりしながら成形する方法である。
円盤上から、成形した大きな作品を移すとき、「カメ板」があると便利である。
カメ板は 円盤にすっぽり被せて重ねて置くが、ベニヤ板なので、古くなるとベニヤがはがれてくる。
痛んできたので、今度はプラスチック製を買うしかないか・・。
陶芸教室でこの話をしていたら、作ってくださる人がいたので、お願いした。
男性は道具を手づくりする人が多い。
私は手づくりする腕も 道具も 時間も無い。
木製のを 作っていただけて大助かりでした。
カメ板の裏に 特製のゴムのストッパーを取り付けて、出来上がり。
本当に ありがとうございました。
【写真】電動ロクロ盤にすっぽり被せて置いたカメ板と、その裏面。ゴム製ストッパーは3ヶ所止め。
こんなところからも花が咲く。
わが家は 寝転んでいても お花見ができた。
いまは、前方に家が建って、ちょっぴりあぶないが・・。
けさ、五条川沿い(桜並木)を 歩いていたら、
ソメイヨシノの大木の幹の下に、可愛い芽が出ている・・。
「えっ こんなところに」と驚く。
人間もいつ、どこで芽が出るかわからない。
何気ないひと言で、一生傷つくことがある。
人と会話するときは、私も心して、気をつけようと思った。
長女の家族(5人)次女の家族(4人)と11人で、時々、夕ご飯を食べる。
お互いに 若いひとたちは忙しいので、年に7、8回かな。
昨夜は 手巻き寿司に 春の香りがする和え物などなど。
ささやかな食事ですが 全員喜んで食べてくれます。
当たり前のことと思っていましたが、 全員が健康で、仲良くというのは幸せということか。
私は 孫たち(5人)が、 おだやかで 元気に成長している姿に感謝。
その親たちも悩みながらも、 楽しんで育ててくれている様子を見ることができて、 うれしいひとときです。
【写真】なーらんだ なーらんだ ・・・
15歳、14歳、8歳、5歳、4歳。 孫たちの くつ。
月に1回 車で1時間くらいかけて、料理のおけいこに行く。
友だち3人で乗り合わせて行くので、道中1か月分のおしゃべりに花が咲く。
先生のところでも 料理仲間が待っていて、もうにぎやかなこと・・。
竹の子、うど、・・など 春いっぱいの食材。
揚げ物、煮物、焼き物、吸い物にごはんは、古代米に桜の塩漬けが入っている。
三色団子は、上新粉を蒸し上げたら 白こしあんを入れるという、ひと手間をかけると、いつまでも固くならずにおいしくいただける。
三色は、天(=ピンク)人(白)地(みどり)を表わすそうだ。
出来上がった料理はもちろんおいしいが、 いつも先生のテーブルコーディネートは素晴らしく 見とれてしまう。
孫の高校入試の合格発表日。
本人には内密で 見に行った。
午前10時ちょうどに 掲示板に貼り出された。
合格!!・・・やれやれ。
友だち同士 手を取り合って飛び上がって喜んでいる姿があちこちで見られた。
40年以上も前のこと。 私は大学の入試すらもどんなだったかを 思い出せない。
“欣喜雀躍”。 もう こんな体験は自分には無い。
これから迎える青春って いいなぁ・・。
ぼくの名前は ポルカ。
母は先日(3月13日お似合いでしょ!・・テディー・ベア2)紹介されたカトリーヌ・ヤンセンと同じイボンヌです。 つまり、カトリーヌの兄。
日本に来て5年。 養母は日本人なので、わたしに着物を着せたがり、高価な仕立て代を払ってくれました。
「老舗の若旦那」の気分です。
養母は “おじさん”“おじさん”と ニックネームで呼んで可愛がってくれる。
まだ独身なので ちょっぴりうれいを含んだ目をしているのですがネ。
皆さんは イケメンとか、ハンサムね、とは言ってくれず、
「まあ 可愛い・・」と言われるのは ちょっと不満ですが、愛されて幸せです。
旬の野菜と雑穀を使った料理教室を体験してきた。
今まで雑穀(ひえ、あわ、きび)など あまり食べたことは無い。
今日のメニューは・・、
ざっこく巻き寿司、 ひしおみそのいなり寿司、 じゃが芋のひしおみそ煮。
デザートは、バナナケーキでした。 砂糖の代わりに甘酒を使う、またバナナケーキはバナナの甘さだけで全く砂糖は入れないが、なぜか甘み控え目のケーキであったが おいしかった。
この料理教室の生徒は、30代、40代の若い主婦がほとんどでした。
若い方に、この料理を習うきっかけをたずねると、「アトピーが治って楽になったから」と。
もうひとりの方は「いま、妊娠中なので丈夫なこどもを産みたい」と言われた。 きっとよいお母さんになられるでしょう。
ここ一ヶ月『すぐに稼げる文章術』(日垣隆著 幻冬舎刊)を、何度も読み返している。
家事を終えて、ほっとして座る場所に、雑誌を含めて常に10冊くらい本がある。
座って目に入ったものを 手当たり次第に読むが、この本はよく目に付いている。
タイトル名が強烈だけど、中身はわかりやすいことばで親切である。
「敢えて全力投球はしないp136」とある。
私はいままで、文章は人に読んでもらえるためには、できるかぎり全力投球するものと思っていたので、少し気が楽になった。
著者は「こんなに手の内を明かしてよいのか、オレ(笑)」と、書いておられるが、明かしていただいて、私はおおいに助かっている。
3月9日から 大相撲春場所が始まった。
作家・内館牧子さんは「女は なぜ土俵にあがれないか」を勉強するために、東北大学大学院に入られた。
一口で言えば「土俵は俵で結界された聖域」である、というのが答えである。
「相撲は神事である」がなんとなくわかった、が。
この一冊を読んだが、つまりは よく理解できなかった。
相撲は神事や五穀豊穣の祈りとして始まった、とされると聞いた。
いずれにしても伝統的な国技として、いつまでも 国民に愛されるスポーツであって欲しい。
そば打ち修業を一度したので、再度、家で挑戦。
そば粉をまとめるまでは良かったが、延ばす段になって、
打ち粉が少なかったのか、破れてしまった。
中学生の孫が、そば切り包丁を使ってみたいと言うので、切ってもらうことにした。
初めてなので当然 細かく切れなかったが、楽しかったようだ。
それは不ぞろいで 半分くらい そばで食べられて、あと半分は油で揚げてみた。
甘みは無い“かりんとう”で すごくおいしかった。
負け惜しみでなく 後をひくおいしさで満足、満足。
朝から貫入土で小どんぶりをロクロで挽いた。
ひとくち蕎麦用のサイズのどんぶり。
「なかなか無いので、作ってね」と、頼まれてました。
450gの粘土で挽くと、直径12.5cm、高さ9cmのどんぶりが挽けます。
5個作ったのですが、気に入らなくて2個つぶしたので3個になってしまった。
同じ大きさでそろえて、姿のよいものを作るのはむづかしい。
3月に入ると土筆(つくし)を摘み採りに、毎年二、三度、行く。
行く先は、同じ場所に決めてある。
「つくし」は、なずなの胞子茎。
早春、筆の先のような形をして生える。
「つくしんぼ」「つくづくし」ともいう。(旺文社・国語辞典)
茎を覆いつつんでいる皮(袴)を取るのは 面倒だ。
卵とじで食べるのは おいしい。
少しほろにがいが これがまた春を感じさせる味。
この時期に、楽しみにしている。
「新そばを二八で打つ」という教室に参加しました。
そば粉300gに、中力粉60gの割合で打ちます。
水と粉を合わせ 粘りを引き出すのですが、粉全体に水を行き渡らせるのは なかなか時間がかかります。
初心者には 柔らかさの判断がむつかしい。
菊練りは、参加者が陶芸仲間のグループだったので、土を練る調子で 皆さん軽々とこなしました。
最後に 包丁で切る。
等間隔に切りそろえるのは、日ごろ台所に立つ者ぞろいにも、一番大変な作業でした。
そばは「挽きたて・打ちたて・茹でたて」の”3立て”が、おいしいそばの条件とか・・。
【写真】出張・蕎麦打ち教室の様子。講師は『蕎麦倶楽部・燕楽えんらく』さん。 蕎麦食で健康になろう!と提唱される。
蕎麦懐石がおすすめのお店。出張蕎麦も相談応需でうれしい。
くわしくはhttp://www3.c16.jp/20-0720/ 愛知県扶桑町。
わたしはカトリーヌ・ヤンセンと申します。
デンマーク生まれです。
山羊からとったモヘアを織り込んだ布で、皮膚はできてます。
身体の芯には羊毛、木綿、ガラスビーズなどが入ってるそうです。
お母さん(制作者)はイボンヌさんといって、テデイ―・ベア コンクールに入選するほどの腕の良い作家です。
いつもはTシャツにスカート。 カジュアルスタイルで過ごしています。
みなさんがお会いしたいといわれるので、今朝、振袖を着付けてもらいました。
帯は着物デザイナーの方が、帯揚げにする布から作った。
美人だから よくお似合いよ、と評判でした。オホホ。
【テディー・ベアteddy bear】ぬいぐるみの熊。* 米国大統領Theodore Rooseveltが狩猟中に小熊を見逃してやったという漫画にちなむ(三省堂カタカナ語辞典)
知人にテディー・ベアや人形が大好きな人がいる。
一流の作家もので なかなか手に入らない。
目の色や髪の毛の色を指定して、何年も待って、オーダーメイドで作ってもらったものもあるそうだ。
写真の女の子と男の子はドイツ製。
男の子の名はション。 女の子の名はシャノン。
菩提樹の木で作られ、日本では数限られてしか無いという。
目を見ていると 本当に可愛くて、思わず抱いてみたくなる。
着物はこの人形に合わせて作ってもらったものだそうだが、
持ち主は 自分の衣装よりも高いと 笑っておられた。
今日は 滅多にお目にかかれないものを 見せていただいきました。
第5回木曽川学シンポジウムに参加した。
テーマは、「水と結びついた都市の魅力と文化」。
法政大学デザイン工学部の陣内秀信先生の、
「外国の水の都市は、こんな暮らし、あんな暮らしをしている」という話は、異文化の様子がわかり、興味深く聴いた。
イタリアのフィレンツ(アルノ川)では、水辺のおしゃれなカフエでコンサートを開いている。時は夕方、ロマンチックな頃、観客は舟に乗って三々五々、演奏を聴くのだと。
とても盛り上がり 素適とか。
木曽川でなら、そんなイベントをやる場所は、どこがいいかなあ。
【写真説明】第5回木曽川学シンポジウム・3月8日・プログラム
会場・犬山国際観光センター・フロイデホール。
主催・木曽川学研究協議会(各務原市木曽川学研究所内)
私の尊敬する方の御主人が亡くなられた。
会社をリタイアーされた後、絵画と陶芸に打ち込んで過ごしておられた。
私もお二人に何度かお会いしたり、お客に招かれたりして、陶芸の話に花が咲いたこともある。
二、三日前メールで、亡くなった御主人が愛用されていたロクロを、だれかに使ってもらえないかと相談を受けた。
私は一台あるが、二台目が欲しいと思っていたので、私自身がよろこんで大事に使わせていただくことにした。さっそく軽トラックでいただきに行く。
重かったなあ。 カタログを見たら約60kg。
「ロクロはやるだけ上達する」・・・私も実感。
家庭菜園では 春の訪れとともに菜の花が採れます。
根元をちょんちょんと切ってきて 水に放すと、息を吹き返したようにピンとなります。
熱湯でさっと茹でると みどり色。
すり鉢でゴマをよくすり、砂糖とだし醤油を混ぜたもので 和えます。
しらす干しをかけたら、なんとも春らしい一品が出来上がり。
季節の野菜は、その それぞれの持ち味を失わないように心がけて調理すれば、おいしくいただけます。
朝、NHKのわくわくラジオを聴いていたら、美しい日本語というテーマでした。
「春告げ草は なんだ?」という質問をされた。
リスナーからは、福寿草・・とか、おおいぬふぐり・・、つくし・・とかの答えが返ってきた。
実は「梅」でした。
「春告げ鳥」は うぐいす。
江戸時代の人は、うぐい、うぐい・と鳴き声を聞いたから、うぐいすと名づけられたそうだ。
「春告げ魚」は 鰆(さわら)かと思ったら、鰊(にしん)だとか。
調べてみたら、鰊は三、四月に北日本の海に群来する魚でした。
美しい日本語、大切に使いたいものです。
わが家の梅も咲きそろいました。
春が来ました。
岐阜県各務原市の洋風家庭料理店「キャセロール」で、
3月7日(金)~3月12日(水)、
「布あそび五人展」が開かれる。
私も声をかけていただき、陶器を少し並べさせていただいている。
織物、タペストリー作り、編み物、フラワーアレンジ ・・・。
それぞれ 驚くほどの腕前である。
家庭を持ち家事をしながら、常人の域を超えた手仕事に 作品に打ち込んでおられる姿は、同性からみても 美しいものがある。
ぜひ、一度ご覧下さい。
※ 洋風家庭料理「キャセロール」: Tel 0583-84-2696
各務原市 新鵜沼台8-27 (中央公園の東隣り)
2006年4月、滋賀県守山市にある佐川美術館で、李朝陶磁名品展(韓国ソウル・湖林博物館所蔵)が開かれていた。
私は10年以上も前に、ソウルの街の中で、探して 探して湖林博物館に行ったことがあるので、なつかしくて見に出かけた。
はじめての佐川博物館は、モダンな建物、素適なところであった。
同年輩ぐらいの中年女性に道を訊かれた・・。
少し立ち話をしていて、「李朝の陶磁 お好きですか?」と訊いたら、
「ええ、もう狂ってます。」「千葉県から早朝の新幹線で ひとりで来ました」と、苦笑しながら答えられました。
年を重ねても「狂ってます」と言えるものがある人は、幸せですね。
数分のわずかな会話だけでした。2年経た今も、なぜか今でも顔が浮かびます。
※ 佐川美術館2006年「李朝陶磁の名品」展のチラシと作品集のカタログ。
昨年(2007)の5月ごろ、大阪の友人が訪ねて来てくれたとき、「陶器でこんなお地蔵さんを作って欲しい」と簡単な絵を書いていった。
私は花器や食器は作るが、そのような種類のものは あまり作ったことがない。
そもそもお地蔵とは地蔵菩薩の略。
“釈迦の死後、弥勒(みろく)菩薩の出現までの無仏の時代の 一切の生き物(衆生シュジョウ)を導く菩薩のこと。また、子どもや旅人を守る菩薩として信仰される。地蔵尊とも”などと聞く。
図書館でいくつもの絵を見てきて、自分でいろいろ作った結果、このような形になった。
身長12、3センチ、体重200グラムぐらい。土の種類を変えてあるが、釉はかけず焼〆め。
この半年で 30体は作ったかなあ。
「おしゃれをして(身ぎれいにして)」
「おでかけをして(外出して)」
「おしゃべりをする(友人と)」
この3つの“お”が満たされるときが、女性にとってストレス解消になるとか。
私はこの3つの“お”に、もうひとつ・・、
「おいしいものを食べる」を 加える。
今日は 一日一客という お店でゆっくりとランチを楽しんだ。
中年女性6人。 染色家、介護職に携わる人、ボランティアに励む人、ハイテク機を使って病院事務をこなす人・・ それぞれ「まだ60歳代よ!」と生き生きと生活しているひとばかり。
この「4つの“お”」が満たされて、その上、人間的な深いつながりを持てて、幸せと感じる一日でした。
今日は ひな祭り。
私の幼い頃は戦争中であり、父の商売も寝る暇もなく忙しく、余裕がなかった。
長女が生まれたとき(昭和40年代)実家から贈られた、ひな壇飾りがある。
この数年間出したこともない。虫干しのためにも、半年に一度は出したほうがよいのだが・・。
今は 自分で作った土びなが飾ってある。
雛の節句は古く、中国から伝わり日本風の行事として行われるようになった。
ひな祭りに ぜいたくな人形を飾るようになったのは江戸時代。
わらと紙で作り、水に流すのが本来の姿だったと聞いた。
今夜は 茶巾ずし(私の好きなもの)、ちらし寿司、はまぐりの吸い物に、わけぎのぬたを料理して、ささやかな ひな祭り。
※【写真説明】写真(上)のひな壇飾りは 和紙で作られたもの。
郡上八幡の“城下町おひなめぐり”で「郡上八幡楽藝館(旧林療院)」に飾られている。
ロクロをはじめて間もない頃、愛知県陶磁資料館の企画展で、李朝時代の花器をみた。
肩にかかるカーブの線が なんともすてきだった。
そのとき2、3人の友人と一緒だったので「私、今度こういう形を作ってみる」と言ったら、大笑いされた。
それから、800gの土をどれだけの高さに上げられるか、明けても暮れても家で練習した。
写真のものは その当時つくったものだ。
不思議なことに 今より未熟なときに作ったものが、現在のよりも気に入っているというものもある。
ロクロも下手だし、造形もよくないが どことなく捨てがたい。
こういうのを「味がある」ということかなぁ。
15年ほど前 ロクロ教室(10回コース)に通った。
指導も良かったのか、なんとか湯呑み、小鉢らしきものはできた。
・・それ以後は、さんざん・・・。
まず粘土の芯が なかなかでなかった。
上手な人をチラチラと見ながら ある時、ふーっとひらめいた。あぁ あの人のようにやれば うまくいくかも。
俗に 土練り3年、ロクロ10年と言われる。気軽にやろう・・。
それ以後は 土にさわるのが楽しくなった。
「陶芸は奥が深くてネ」と簡単に言っているけれど、上達には日頃の努力あるのみ。