平成20年度木曽川学セミナー:
第4回「飛騨川流域をつくる岩石」 講師は岐阜大学教授の小井戸由光先生。
わたしは岩石など興味がまったく無いので、今日はいやだなあと思いつつ出席。
岐阜県南東端恵那山付近から富山県境付近まで広大な面積が「濃飛流紋岩」に覆われているそうな。
作られた時代は6500万年前までの中生代の白亜紀後期とか。
地球上からあの恐竜が突如絶滅した時期と一致するという。
当時、地球ではなにが起きていたのか・・。
「濃飛流紋岩」が火山のマグマ・溶岩だまりから作られる様子が、恐竜を絶滅させた犯人像を求める状況調べになると。
わたしでもわかりやすく、理解できるように話をしてくださる。
”動くこと山の如し”が活断層だ、とも。
おかげで退屈しなかった。
小井戸先生は「自分の墓石は岩石(濃飛流紋岩)で作りたい。
でもこの岩石は長方形のものには絶対切り出しできない。
わたしはあまのじゃくだから・・」と言われながら、
本当は岩のごとく硬い人なのだろう。
【写真上】「中部地方の立体地形の鳥瞰図」(原図は佐藤正明氏提供)p10page
【写真下】『ひだ・みの活断層を訪ねて』の表紙カバー。 谷、川、耕作地、鉄道、道路、市街地が、ほぼ活断層に沿って並んでいる・・。
※写真はいずれも下記の本より撮影した。
岐阜県活断層研究会 編・著『ひだ・みの活断層を訪ねて』
2008.2.11.刊。岐阜新聞社発行 ¥1800E
書籍販売は岐阜新聞情報センター出版室Tel 058-264-1620