東京秋葉原の無差別殺傷事件では、本当に驚いた。
マスコミは仕事場での不満が引き金になった原因と言っている。
貝原益軒の人生でも、6年余りの浪人生活を強いられて、忍ぶ人生を歩む時期もあったと書いてある。
儒学者でもある益軒は、心の平安や精神のありよう(今様に言えばストレスかな)が、いかに大切かも教えている。
今も昔もいつの時代であろうとも、「人の生きよう」は変わらないということか。
人生に落ち込んでいるときは、益軒の本を読み、じっくり考えてみるのもよいと思う。
写真上】貝原益軒肖像(部分)元禄7年狩野昌運筆
『老いてますます楽し』P36本文挿絵ページの様子
【写真下】『老いてますます楽し・・貝原益軒の極意・・』新潮選書
山崎光夫著 2008.2.20.発行 ¥1100E 新潮社刊