大相撲の初場所中である。
『養老院より大学院』内舘牧子著 講談社刊。
大変 面白い本でした。 読むにつれて、大笑いつづき。
著者は脚本家、小説家、エッセイストとして活躍中であり、2000年から日本相撲協会の横綱審議委員を務めておられる。
2003年には「大相撲の研究」がしたいと、東北大学大学院に社会人学生として入学された(2006年卒業)。
相撲は神事が原点であることから宗教学分野でもあり、宗教学科のカリキュラムが充実しているのが東北大学だそうです。大相撲放送を見るのが好きな私も、これは初めて聞くことだった。
本書は 主として そのときの体験を書かれたもの。
私は15年ほど前に、うちから遠くない大学で、公開講座をしばらくの間、受講していた。
そのとき、18歳の学生さん達の中で 一緒に講義を聴いた。
内舘牧子さんほどに「血湧き肉躍る」ではなかったが、自分が40年以上も前の学生の時よりも、熱心に勉強したように思い返される。
これから社会人学生を目指す方にも参考になる一冊。