詩人・茨木のり子さんが亡くなる2年前には、『言葉が通じてこそ、友だちになれる』をという本を出版されている(2004年、筑摩書房刊。茨木のり子・金裕鴻共著)。
私が50歳過ぎて韓国語を習っていると、友人はなんで今さら、とよく言われた。
電話で韓国女性のKさんと、私が待ち合わせの約束をした時、Kさんは日本語で「では後ほど」と言われ、びっくりした。
Kさんは いつかこの言葉を使いたくて、機会を待っていた。お会いした時、そのように話された。
私は韓国語で 雨が降ります、という言葉を一番に覚えたので、その頃 雨が降る日を待ち望んでいました。