赤瀬川原平氏から、35年くらい前に、電話がかかってきたことがある。
私の原稿を使いたいという内容だった。
ご本人はすっかり忘れているだろうが、
何年か後、芥川賞をとられたので、わたしの自慢話となった。
昭和に育った人は、ここに出てくるモノたちは どれもなつかしく、
今でもあったらなあ と思うものがある。
60年代に走り回っていた「オート三輪」は、なんともユーモアがあり、今でも見ていたいもの。
わたしは子どもの頃、お稽古に行く時、配達に行くついでに と、よく助手席に乗ってた。
タイに観光で行った時、ツクツクと呼んでいたオート三輪タクシーに乗って楽しかった、など思い出の乗り物。
「和式トイレ」は なつかしいというより、断然現代の洋式水洗に代わって良かったもののひとつ。