日本の歴史に深く影響のある人物が 描かれている。
11人目に「池田勇人」を 経済大国を実現させた人として 採り上げている。
いま、日本は 政権交代で、政治家の資質が問われている。
池田勇人総理大臣は、戦後の日本を 豊かにしてくれたひとりだった。
わたしは大学生の頃(昭和37年ごろ)、池田勇人氏の私邸へ 遊びに行ったことがある。
友人の母親が、池田満枝夫人の親友ということで 招かれた。
いま、思い出すことは、
☆ 書生さんが 数人 あわただしく仕事をしていて、
家の中を行ったり来たりしていること。
☆ おやつに、当時 超高級であったメロンをいただいたこと。
☆ トイレが 5つも並んであったこと。
☆ 奥様は非常に優しくて 学校の様子を聞かれたこと
(わたしたちの同窓生でもあったので)、など。
とくにこの何年かの総理大臣をみていて、池田勇人総理が いかに偉大な男性(ひと)だったことか。
それも合わせて、わたしの長い人生でも、よい思い出のひとつである。
【写真】堺屋太一・著 『 日本を創った12人 』 PHP文庫。2006.2.17.第1版第1刷。PHP研究所・発行。@724e。初出は 1996.11.単行本 PHP研究所 刊行。