市民総合大学 明治カルチャー史学科 第2回
「 明治村の宮殿と室内意匠 」
講師は 博物館明治村の主任学芸員・中野裕子先生。
“日本の 日本人による 洋風建築”として、
有栖川宮邸、明治宮殿、赤坂離宮の話しを聞く。
明治村の建物や家具類などは、年が経ち、修理が必要になる。
現代は技術も進み、なんでもできそうだが、手の技術(いわゆる職人技のことだと思うが)は、なぜか 現代の方が衰えていて、思うようにできないそうだ。
これは、現代的な問題だ、とか。
近くて 遠い明治のことだが、こうした建築や室内意匠を大切にすることで、日本の技術の向上に、また 技術の伝承の場として、重要な意味があるようだ。
もうひとつ おもしろいと思ったのは「御料車」。
明治時代は天皇陛下と皇后陛下が、同じ御料車に乗れなかったので、別々だった。
大正になり 同じ車に乗れるようになったとか。
日本の歴史の おもしろさのひとつかな。