『 川喜田半泥子 無茶の芸 』 千早耿一郎・龍泉寺由香・共著
( かわきた はんでいし むちゃの げい ) 二玄社・刊
十年以上も前、陶器のギャラリーの店主に、
三重県津市郊外に在る、広永窯に連れて行ってもらった。
(ここは昭和20年ごろ、津市千歳山の窯を この地に移したとされる)
そのころは「東の魯山人、西の半泥子」と言われた陶芸家で、
一度は行ってみたいと恋焦がれていたので、うれしかった。
山門からも、広永陶苑のギャラリーへは、
車でどんどん入って行った奥に在り、
「なんて広いところだろう」という印象が残っている。
本書は、川喜田半泥子の 人となり が、
作品と共に紹介されておもしろかった。
わたしは、中でも、句画集が 好きだ。
(優しい絵と、わかりやすく ユーモラスな句が、描かれたもの)
【写真】千早耿一郎(ちはやこういちろう)・龍泉寺由香・共著 『 川喜田半泥子 無茶の芸 』 二玄社・刊 2007.3.20.初版発行。@2000e