~15歳の寺子屋~
『 ひとり遊びのススメ 』 茂木健一郎・著
著者は脳科学者の茂木健一郎さん。
以前から わたしは この先生の言われることは、わかりやすくて好きだ。
本書も 言われている内容はなかなか手ごわくて、氏のようには実行できないが、「なるほど」と思うことばかり。
たとえば、「茂木君は本の虫」だと、小学校の先生から言われていた。
四月に初めて教科書をもらう日、その午後に 教科書を全部読んでしまう。
国語も算数、社会も、アイスをなめながら全科目読んでしまう。
「全部 未知のことばかりだから おもしろい」と。
未知を覗きこむような独特な感触があり、たまらない快感だ、そうだ。
「ひとり遊び」は、茂木さんの場合は、普通の人が嫌がる、むつかしい勉強だった。
わたしも15歳の時、こんな本に出会っていたかった。
高校生の人たちに、ぜひ読んでほしい本。
【写真】茂木健一郎・著 ~15歳の寺子屋~『 ひとり遊びのススメ 』2010.6.28.第1刷発行 講談社・刊 @1000e