麻生圭子・著
『茶わん眼鏡で見た京の二十四節気』日本経済新聞出版社・刊
「お気に入り」に入れて、ほぼ毎日のように、麻生圭子さんのブログを読んでいる。
プロのもの書きとはいえ(エッセイスト・元作詞家)、ボキャブラリーが豊富。誰でも知っている有名人の知人が、いっぱい登場する。毎日読んでも 飽きない。
本書も、町屋暮らしの麻生さんが、それぞれの四季(二十四節気)を愛でながら、趣味のお茶を中心に、生活を愉しむ様子を描いたもの。
私事ではその頃の女子のたしなみ(花嫁修業)として、茶道を習っていた。十年以上もおけいこに通っていたが、趣味の一つにはならなかった。
陶器が好きになったのは、そのころいろいろと教えていただいた、お茶の先生のおかげだと感謝はしている。
本書の二十四節気によると、夏(7月23日前後)は、
「夏の暑さがもっとも極まるころ」。
四季を気にしつつ、豊かな日々を過ごしたい。