木曽川学夏季特別講演会が開かれた。
講師は 今は岐阜市立女子短期大学の松田之利先生で、
「江戸時代のお上(おかみ)と行政」を講演された。
江戸時代、武士は槍と刀を 筆と硯に持ち替えた。
識字率というか、文字が読めるということでは、
お上から しもじもまで たいへん高かった。
「整備された行政機構」と「記録・文書の重視」という点では、
現代も 江戸時代とあまり変わりはない。
思い当たることが多く、すんなり納得できた。
江戸時代の行政は 徳川幕府と藩。 今は 中央と地方である。
けれども 中央・地方は、上下関係のように思いがち。
地域と言うほうが 個性の違いが出てよい。
身振り手振りで 表現力豊かな講演は、聴いているほうも楽しいものだ。