家の中で『里山ビジネス』集英社新書・玉村豊男著の本を見つけた。
たぶん夫が「里山ビジネス」という書名に惹かれて買ったもの。著者がどんな人かも知らずに・・。
わたしは何十年も前から、この著者の『パリ 雑学ノート』、『料理の四面体』を読んでいた。また「家庭画報」「ミセス」のグラビア紹介記事などを見て、おなじみ(?)だった。
この人が使う食器に描かれた「野菜の絵」は個性的で生き生きとしていた。
著者はバスも通わないような里山の田舎で、ワイナリー&レストランを開業した。
訪れる人はワイナリーやブドウ畑を見学し、食事をされる。
そこで“ミュージアム農業”と名付けられた。
熊が出るような「里山でレストランが成功したのは、やりたいことをやっただけ」と言われるが、若いときから世界中を見ての、さまざまな経験が成功させたということだと、本書を読み感じた。
田舎暮らしにあこがれただけではできないようだ。
一度、このレストランを訪れて、見てみたいものだ。
【写真】集英社新書『里山ビジネス』玉村豊男著 2008.6.22.集英社刊。@680E