日本経済新聞に ファッションデザイナー:コシノジュンコさんのインタビューが掲載されていた。(2008.6.30.日本経済新聞5面)
「日本に伝わるもてなしの心とはどんなものですか」という問いに応えて、
「わざわざ、いちいちということだと思います」という答え。
わたしは「うーん」とうなってしまった。
あまりにも 適したことばに・・・。
お客さまをもてなすために、「ひと手間」を面倒と思わず、そこに心を込めるのが日本人だったはず。
今は、合理的になり過ぎたし、面倒なことは避けたいと省略してしまう。
いつか「家庭画報」という雑誌に「コシノ御夫妻で、お客さまを招く」記事が載っていた。それを見て、センスというか、その美意識に見とれたことを思い出す。
一流と呼ばれる人は、あらゆるところに心配りのできる、敏感な人なのだ、と納得した。
【写真】2008.6.30.日本経済新聞5面オピニオンのページ。