ずいぶん昔、瀬戸の窯元の多い地区を見て歩いていたとき、
きれいな染め付けの絵が描いてあった、朝顔形小便器を見て、びっくりしたことがある。
また、外国人がインテリアとして買ってきて、古い小便器に花が活けてあったのを見たこともある。
『染付古便器の粋』(INAXミュージアムブック)を読んだ。
明治後期、瀬戸の本業窯さんで作られたものが多い。
自分の生まれた土地の人々が、便器にまで装飾してしまったということに、大いに誇りに思う。
INAXライブミュージアムでは、古染付古便器をコレクターされていることも知り、きれいなブルーアンドホワイトの便器の数々に見とれた。便器をしげしげと見るのもおかしなものだが・・。
昔の人は 粋な人が多かった。
私の小さい頃の家の便所には、小さな床の間がしつらえてあった。
そうだ!和式便所で なんでもない白の陶器製だったが、木の蓋があったと思う。
【写真】
INAXミュージアムブック・・『染付古便器の粋・・清らかさの粋』
INAXライブミュージアム委員会。2007.11.23.INAX出版発行。