明治村は何度行っても 発見がある。
何気なくボーっと見ていれば それで終わる。
「長崎居留地二十五番館」は、明治の頃、長崎に居た外国人が住んでいたという住居。
ここに「明治の厠(トイレ)」が展示されている。
染付けのきれいな絵柄の便器(磁器)、青磁の便器。
それに陶器で作られたチェインバー・ポット(おまる)(明治宮殿で使用されていたもの)、洗面器、水差しなどがある。
・・・これは 見応えがある。
ずいぶん前に聞いた話しだが、韓国ではチマチョゴリの下に、チェインバー・ポットをそーっと隠して 用を足したと。
その後 このチェインバー・ポット(おまる)は日本にも伝わってきた。 美しい絵柄で優雅、とても用を足す器とも思えない。
こういう器(?)に 絵を描く 細やかな芸は、
日本人ならでは、の ものかしら。
明治村には たくさんの建物をはじめ、すごい文化財がある。
・・・・・・まだまだ 楽しみな”村”。
【写真上】「長崎居留地二十五番館」「明治の厠」展示室
【写真中】チェインバーポット(おまる)、水差しなど
【写真下】染付けの絵柄の便器