NHKTV「日曜美術館」は「薩摩焼と 400年生きて」。
15代沈寿官氏(沈寿官窯)がインタヴューに応えておられた。
沈寿官は、16世紀末豊臣秀吉の第2次朝鮮出兵の折り、島津義弘に連れてこられた陶工によって始められた、という薩摩焼の窯元。
その後 沈家は、襲名され400年続いているという。
日本のみならず海外にまで「サツマウェア」の名を作りあげ、名品の数々を残してきた。
15代目、一番守るべきは”伝統と自由”と語られる。
いまから10年以上前に(まだ 当主は14代の頃)、
鹿児島出身の友に案内され、沈寿官の窯のある美山(旧 苗代川)を訪れたことがある。
その折りに買った器と栞を 取り出してみた。
なかなか遠くて気軽に行くことはできないので、もったいなくて一度も使用したことはない。
きょうの日曜美術館を見ながら、陶器は使い込んだほうがよい ので、大切にしながら、家で使ってみようと思った。
【写真】 むかし薩摩で 買い求めた沈寿官窯「盃」。黒釉酒注・盃。