1908年生まれの著者:沢村貞子さんは、女優さんであり、エッセイスト。 もう知る人も 少なくなったかしら。
本書は、1981年に暮らしの手帖社から「私の台所」として出版されている。 わたしはこれも読んでいると思うが・・・。
今回のは、昨年リニューアルして講談社から出版されたもの。
内容は、日常生活に関するエッセイ。
読みやすく、簡単な言葉でつづられている。内容は 手厳しい。
いそがしい女優さんでも手抜きせず、頭と体を使っての生活は、きびしい現代の生活でも、全然古びてないエッセイ。
わたし達の年代の方なら、沢村貞子と聞けば、加藤大助、長門裕之、津川雅彦とセットになって、頭に浮かんでくる人も 多いだろう。
縞模様の和服が ぴったり よく似合う女性(ひと)。
【写真】 沢村 貞子・著 『 私の台所 』 講談社・刊
2010.6.28.第1刷発行。@1800e(初出:1981.11.単行本。暮らしの手帳社・刊)