この本を読んでいたら、 近くに住む友人が 訪ねてきた。
ニットのセーターの上に着ていたベストを見て 驚いた。
今いま 読んでいた本に、「佐々絣(ささがすり)」は、わたしの住む近隣の一宮市で工夫された絣、と書かれていた。
この友人に「どうしたの?」と尋ねたら、
夫が着ていたもので(最近亡くなられた)痛んだところを省いて、
自分で作られたとのこと。
何十年も前のもので、結婚したときすでに着ていた。
薩摩絣に模したものであろう、とこの本の著者は言っておられる。
さっそく写させてもらった。
生地の丈夫なところを使って上手に、ベストを作ってある。
今は とっても貴重品らしい。
(佐々絣の織り柄) (リフォームしたベスト。部分。)
(「佐々絣」見本帳の図柄。)
【本】福井貞子・著 『 木綿再生 』 法政大学出版局・刊。ものと人間の文化史 147 。2009.9.18.初版第1刷発行。@2700e