アーカイブ: 2008年11月13日

2008/11/13

永続的リンク 00:19:17, カテゴリ: つれづれなるままに

『いかだ満月』山本一力・著・・・・・Part Ⅱ


 山本一力・著『いかだ満月』 2008年 角川春樹事務所・刊。

 人の生き方も面白かったが、この本に描かれた時代(1832年ごろ)の、今の時代に生きているのが見られ、ひとつひとつ覚えられた。

    峰の杉は 木がこわい(硬い)。
    中腹の杉は 木も手ごろ。
    谷の杉は 木がやわらかい。
 目利きのできる者は、このように杉の育った場所によって、材を選ぶ。

 山の高きに育った杉は、さえぎるものの無い陽光をいっぱいに浴びている。
 いわば、野放図に育ったので、枝も好き放題に伸びている。
 
    柱や板にしたとき、枝は節になる。
    節になると柾目を汚す。曲がりを生じたりもする。
 人間も杉も、苦労知らずに育つのはよくない、ということでしょうか・・。

 また、適材適所という熟語がある。
 木も人も 充分に能力を発揮できるように、ということか。
 この本を 読みながら思った。
 

【写真】山本一力・著『いかだ満月』 角川春樹事務所・刊。     2008.9.8.第一刷発行。@1600E。


Profile

地域ホームページ犬山羽黒の管理人が日々の出来事を語る。家事から趣味の読書、陶芸まで百聞は一見に如かずの記。

最近のコメント

最近の記事

アーカイブ

リンクブログ

ブログ

地域ホームページ

powered by
b2evolution
ブログ一六社

Calendar

2008年11月
<< < 現在 > >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

リンク集

地域ホームページ犬山羽黒
地域ホームページ犬山羽黒


地域動画配信局16ライブ犬山
地域動画配信局16ライブ犬山


小弓の庄たより
小弓の庄たより

カテゴリ

検索
オンラインユーザ一覧
いろいろ
このブログの配信 XML

RSSとは?