三重県菰野町のパラミタミュージアムへ、企画展・細川護煕「数奇の世界展」を みに行った。
政界引退後、60歳で作陶に没頭、「晴耕雨陶」の生活を始められた。
陶芸作品を中心に、書、漆絵などが展示されていた。
ミュージアムは平日であったために、ゆっくりと 静かに ひとつづつ鑑賞できた。
多くの才能と環境に恵まれた人、うらやましい人と思っていた。
この展覧会の作品集にある赤瀬川原平氏の序文を読み、このことは少し誤解であった。
60歳の白紙の状態から「ふと」芽生えた、新しいことへの挑戦と努力の結果が、人を感動させる作品の数々を生んだということだと思いました。
※ 『晴耕雨読・・細川護煕作品集・・』2007.4.30.新潮社発行。
左隣りは『不東庵日常』細川護煕著 2004.6.10.小学館発行。