新聞で紹介された城山三郎著『そうか もう君はいないか』を買って読んだ。
この本の内容は、奥様への愛情の回想録である。
“五十億人の中で ただ一人「おい」と呼べる妻・・”。
この言葉、当たり前だが、何故か惹かれた。
最愛の伴侶の死への思いは、私にもいつか経験するのだろうか。
この作家は三つのこと・・・、
「意思、家族、仕事」があれば生活して生きていけるだろう、といわれる。
また、「仕事、伴侶が好き」であれば、楽しく生きられるという
作家・城山三郎が亡くなって、まもなく一年になる。
※ 城山三郎著『そうか、もう君はいないのか』新潮社刊 2008.1.25.発行。<初出>「小説新潮」2008年1月号