明治カルチュアー史学科 最終講座。
講師は 博物館明治村 建築担当・石川新太郎先生。
「修復・修理と 明治村」と題して。
講義室の部屋からは 空がどんよりと曇り、
いまにも雨が降りそうである。
入鹿池と その後ろの山々・・。まるで墨絵のようだ。
重要有形文化財には、日ごろの手入れもされずに、
建造物が ぼろぼろのものでは 指定されない。
きれいに修復したら、文化財指定にしましょうということになる。故に 修復・修理という作業は重大だ。
明治以降の近代建築に、国指定重要文化財が成立するには、
創建以降、50年から70年もかかっている。
「人々は 建物・建造物の価値を いつ見出すか・・」
1965年開村の明治村は、ことし開村46年。
まもなく 移築されてからでも50年の価値がでてくる。
博物館明治村そのものが、再評価される時期になる。
わが家も 実は 築46年。
改造、増築と二度、 ”修理”しているけれど・・。