『 古本屋歳時記 』~俳句つれづれ草~
出久根 達郎・著 河出書房新書
直木賞を受賞されたとき、著者・出久根達郎氏が古書店主ということで話題になったので覚えていた。
その後 新聞、雑誌などでエッセイを拝読した。
この本も、ごく平凡な市井の生活が描かれたエッセイ。
読みながら うふふ と笑えるのもあり、
皇后様が英語でスピーチされたという竹内てるよ(昭和初期の詩人)の詩の話は、思わず可哀相と 泣けるのもあった。
平凡な日々の 身辺雑事を 飽きさせず 読ませる。
この作家は 名文筆家ですネ。
【写真】 『 古本屋歳時記 』~俳句つれづれ草~
出久根 達郎・著 河出書房新書 河出書房新社・刊
2011.5.30.初版発行。 @1600e