犬山市民総合大学 明治カルチャー史学科。
北口駐車場から、講座の開かれる部屋までは 歩いて30分近くかかる。
朝9時半過ぎ。明治村の村内はまだ観光客は、チラホラというより チラくらい。
秋晴れの中、山の木々の間をぬって歩くのも 気持ちがよい。
講座は「錦絵にみる明治の歴史と 明治村」
講師は 博物館明治村 主任 学芸員・中野裕子先生。
「錦絵」も展示され、見ながら説明を受ける。
見せてもらった絵は、天皇が御巡幸の折りに描かれたものが多い。
絵師(画家)は 一度みたものは忘れずに描かれる。
この年代(明治初期)見えない天皇(存在)から、見える天皇になられた頃というのが理由。
重ね摺りをするため、図柄がずれないように技法が工夫されている。
描かれた情景から歴史を読み取る好資料だが、芸術性は認められてないので、美術的評価はそれほど高くないという説明でした。