大笑いできる本である。
著者は わたしより三歳年上。
三つばかしと言わないでほしい。三つ上ということは 三年間である。
六十過ぎた女性には、この三年間は すごいことである。
目覚めると、著者はベットから足でカーテンを開ける。
これができるうちは、まだ若いという。
似たようなことは わたしにもある、・・秘密だが。
「韓流ドラマに身を持ち崩した」と嘆いておられるが、
それから日韓の歴史を考えるなんて教養の低い人にはできないことだ。
『100万回生きた猫』、『わたしのぼうし』など、有名な絵本作家の佐野洋子さんが、
こんなに笑い転げるほどおもしろいエッセイを書く人だとは知らなかった。
同じ年代の人が巻き起こす失敗談が、
自分にも共通なのが一番面白い理由(わけ)です。