一日にうちに、食べること、トイレに行くこと、眠ること、話すこと、歩くことなど やむを得ないことで 多くの時間を失っている。
その余りの暇な時間は どれほどでもない。
これらをザーッと合計すると、15時間になる。
残りの持ち時間は9時間。
この9時間をボーっと過ごすか、しっかり過ごすかは、大きな差になる。
わかっているが、改めて吉田兼好さんに言われたら、
一生を うかうかと日々を送っては「もったいない」。
「つれづれなる時間」は 自分と向き合って 心豊かに生きたいものだ。
【写真】荻野文子・著『ヘタな人世論より徒然草』河出書房新社発行
2006.10.20.第1刷発行 @570E。
初出:単行本2003.5.19.河出書房新社 発行。