新年に初めて読んだ本・・・・
藤沢周平・著『蝉しぐれ』文春文庫。文芸春秋・刊
藤沢文学を愛して止まぬ人は 数多いとは知っていた。
俳優の児玉清氏がNHKテレビ「日本の100冊、私の一冊」として、
この本を紹介されていた。
かなり長編であった。
家事の合間に 三、四日間かけた。
読み終えたあとも、・・
頭の中は自然とか、季節の描写が残っていて、いろいろな場面が(もちろん想像で)浮かんでくる。主人公文四郎の姿、形まで、想い描かれている。
それだけ文章が巧みであるということか。
感動したと言うより、じわーッと心に染み付いているような気がした。
映像で見るより、本のほうが、イマジネーションの世界に浸れて愉しい。
藤沢周平・著『蝉しぐれ』文春文庫。文芸春秋・刊
いろいろな人に読んで欲しい本。
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すぐに 藤沢周平について、どんな人かを知りたくなったので、
藤沢周平・著 未刊行エッセイ集『帰省』文芸春秋・刊を手に入れた。
こちらも、誠実で 好人物の人柄が にじみでた文章・・。
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今年は、藤沢周平に 明け暮れしそうだ。
【写真上】藤沢周平・著『蝉しぐれ』文春文庫 文芸春秋・刊
1991.7.10.第一刷。@629E
【写真下】藤沢周平・著『 帰 省 』未刊行エッセイ集 文芸春秋・刊
2008.7.30.第一刷発行。@1524E