呉 善花・著『漢字廃止で韓国に何が起きたか』 PHP研究所・刊
著者:呉 善花は、20年間以上も日本に住んで、今は拓殖大学国際学部教授。
10年も前に、同じ著者の著作『続・スカートの風』角川文庫を読んだ。
こちら本にも ことわざが多く載っている・・・
知り合いの韓国婦人に「Tさんは足が広い」と言われて、何のことか?と思ったら、日本でいう「顔が広い」と同じ。そのほかにも似たようなことわざがあっておもしろい。
韓国と日本の習慣や文化の違いを書かれたもので、
韓国人の友人が何人かいる私は、とても興味があった。
本書『漢字廃止で・・』では、ハングル世代の弊害は、
「抽象度の高い思考を 苦手とするようになったこと」と述べておられる。
なるほど、なるほどと思うことが、多々出てきた。
今回も読んでいて、友人の顔が浮かんできた。
ずっと以前、韓国中学3年生の 利発な少女が来てホームステイしていた時、
「自分は 両親の名前を 漢字では書けない」と言っていたことを思い出した。
文化の違いを認め、お互いにその差を面白がっておれば、
感情も行き違わないと思うのだが・・。
【写真右】呉 善花・著『 漢字廃止で韓国に何が起きたか 』 PHP研究所・刊
2008.10.3. 第1版第1刷発行。 @950E
【写真左】呉 善花・著 ---恨を楽しむ人びと---『 続・スカートの風 』角川文庫
1999.3.25. 初版発行 角川書店・発行 @495E