念願の石川県立美術館へ行ってきた。
ここの所蔵品には「色絵雉香炉(国宝)」と「色絵雉香炉(雌・重要文化財)」がある。
これ見るのが永年の夢だった。
いずれも300余年前、色絵京焼きの陶工で大家となった野々村仁清の作のもの。
一対の香炉が 別々の場所で家宝として大切にされていたのだが、ご寄付により(平成13年)この美術館でふたたび出会い、所蔵されている。
実物は 想像していたより大きかった。
野々村仁清のつくりものには、
気品があり 両方とも とても輝いていた。
炉の裏のほうが少し汚れて見えるのは、加賀の殿様前田家が、
この香炉を焚き客人をもてなしていたから、という。
今回は たっぷり見て大満足。
【写真】石川県立美術館入館券図柄より
野々村仁清・作「色絵雉香炉(国宝)」の図柄