著者の林 望(はやしのぞむ)先生は ケンブリッジ大学の客員教授を歴任されて、イギリスに関するエッセイや小説家として 名高い。
わたしも学者さんとしての本を読ませていただいている。
最近 ダイエットの本に紹介されていて、料理をされることを知った。
2004年に滞在先のロンドンで、人生二度目の急性胆のう炎という病気にかかり、その激痛に苦しんだ。あんな痛いのはもう御免だ。そのために このような低脂肪を中心の料理を続けられるように なった。
自分で食べるものを研究し、料理をされる。また食材の栄養素を、うま味をどうしたら引き出せるかを 実によく知っておられる。
と言うより、徹底して考えられたよう・・。
林流 「超」低脂肪の格言は「インテリジェンスと多少の我慢」。
わが家では 家族の好みなどもあり、すべて先生のようにはいかないが、参考になるレシピや食習慣が 盛りだくさんある。
ダイエットしたい人には、超おススメの一冊。
ただし 怠惰に流れてしまう人は ダメです。
【写真】 『 リンボウ先生の 超 低脂肪なる生活 』 林 望・著。
日本経済新聞社・刊。2005.12.19.1刷。@1500e