同名の映画を、一年くらい前に観たが、わたしの娘が持っていたので、本も読んでみる。
映画では、主人公のサチエさんが食堂を開く資金をどうしたのか とか、開く前は何をしていた女性なのか判らなかったのが、本を読み よく判った。
「かもめ食堂」のおすすめ 「おにぎり」が、手で握るから作った人の気持ちがこもっているのだ と、食べたことのないヘルシンキの外国人に説明する場面は、読んでいるほうも あたたかいぬくもりが伝わってくる。
主人公の小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり、個性的な三人の女優さんが思い出される。
普通だけど少しおかしな人々のしあわせな物語を読んでいると、ほんのり気持ちがよい。
【写真】群ようこ・著『 かもめ食堂 』幻冬舎文庫。2008.8.10.初版発行 幻冬舎・刊。@457e (2006.1.幻冬舎から単行本刊行)