著者は 7年前 北朝鮮から帰国された 蓮池 薫 氏。
その後市役所に勤務され、大学の非常勤講師となられ、翻訳者として活躍されている様子は、マスコミの報道で知っていた。
今回の本は、二部構成で、第一部が 韓国訪問の 紀行エッセイ。
第二部は 翻訳者としての 生活エッセイである。
第一部の、ソウルでの観光は、24年間もの長い北での貴重な体験があるので、わたしの見るものとは違って、深い思いがある。
特に板門店(パンムンジョム)南北分断の地での描写は、切ない思いが伝わってきた。
わたしも訪れたときの20年前を忘れはしないが・・。
読み始めたら、気になり、集中して読んでしまった。
わたしにはすごーく興味のある内容だった。 満足。