荒井和子・著『 アルツハイマーからお帰りなさい 』ポプラ社・刊。
年齢を重ねていくと、この種の本に 目がいくようになる。
本書は医師である夫がアルツハイマーとして診断された、妻による看病記である。 文字にすることにより、敢えて人前にさらすことを決められた大きな理由がある。
発病して2年余り経って、病気も良くなり、今は穏やかな余生が送られるようになった。
病気で病んでる方へ、希望を与えるためだ。
わたしはやはり認知症の母を7年間看護をした。
認知症は治らないものと思っていたら、うつ病によって生じた認知症は回復すると聞き、うつ病の原因を取り除くことにより、認知症がうーんと軽くなった経験がある。
やはり病気は、いろいろな経験者の話しを聞くと参考になる。
いま周囲にこのような方がいたら、ぜひ一読されるとよいと思った。
【写真】荒井和子・著 『 「アルツハイマー」からお帰りなさい 』 ポプラ社・刊。2009.6.7.第1刷発行。@1300e