本書は1955年ごろ書かれたもの。
今回 再編集した新装版。
女優・高峰秀子さんは、『わたしの渡世日記』で日本エッセイストクラブ賞受賞の 名随筆家でもある。
日本人の中高年以上の人で知らない人はいない女性。
『二十四の瞳』は、何度も映画を観たし、本も読んだ。
その映画のロケーションの裏話も、おもしろく書かれている。
2010年12月に 死去。
あとがきは養女・斉藤明美さんが書いておられる。
「・・高峰秀子は 孤独な女性だから、
人の辛さ・気持ちの よくわかる人だった」と。