いま、東京国立近代美術館で「上村松園展」が開催されている。上村松園(しょうえん)は、明治の終わりから昭和初期に活躍された日本画家。
本書は、思い出や 絵のことなどのエッセイ。
表紙もきれいで、読みやすい一冊。
明治22年15歳の時の「四季美人」が展覧会に出品され、日本にご来遊中の英国の皇太子殿下がお買い上げという、海外でも有名であった。
わたしは20年ほど前、御園座で「序の舞」(重要文化財)の絵と同じ題で、上村松園の一生を芝居にしたものを観劇した。
主演女優:山本富士子さんの あでやかな美しさと、絵が重なり、今も想う。
【写真上】『 上村松園全随筆集 青眉抄その後 』上村松園・著 2010.7.29.発行。求龍堂・刊。@2600e 【写真下】ちょうど最近の日本経済新聞で、上村松園さんの絵が紹介されていた。