大沢幸一・著『 妻が「若年認知症」になりました 』 講談社・刊
‐‐限りなき優しさでアルツハイマー病の妻・正子と生きる‐‐
この本を手にしたとき このいそがしい時季に、
分厚い本 読めるかなあと一瞬迷った。
帯に、「最愛の家族が「認知症」になった時、あなたはどうしますか?」と書いてあった。
わたしも7年間 母の軽い認知症に悩まされていたなあ と思い出して、読もうと思った。
ところが読み進むうちに 止まらなくなった。
群馬県の現職県会議員でもある著者の看護記。
男性が女性を介護するときの困難さにもめげず、手厚い介護の様子に、たびたび感動した。
アルツハイマーという病気は こわいものですね。
誰にだって、明日はわが身かも知れない。
この本を読んで 知っておくのも いい。
著者は ここまで奥様(アルツハイマー病)の負の部分を世にさらけだされ、行政にも訴える。
実体験に基づく、強いものがあるといえ、
信念がなければできない。
家庭内のことにこれだけ気配りのできる人ならば、
きっと 県民のためにも よく働いてもらえることだろう。
【写真】大沢幸一・著 講談社・刊2008.12.2.第1刷発行 @1500e 327page『 妻が「若年認知症」になりました 』
‐‐限りなき優しさでアルツハイマー病の妻・正子と生きる‐‐