日本経済新聞の毎週火曜日の夕刊に、
小泉武夫さん(発酵学者・文筆家)の「食あれば 楽あり」という連載エッセイが掲載される。
毎週、すぐに作って食べたくなるような お惣菜が紹介される。
フレンチとか、イタリアンの おしゃれな料理は無い。
ごくありふれた、日本人ならだれもが すぐわかる食材を使った料理がほとんど。
今週の料理も、「イカと里芋の煮付け」。
な~んだ思いきや、
イカと里芋の二種類を煮るだけの食べものに、これほどのヴォキャブラリーを使い、どんな色に出来て、口に入れると どんな音がして、 どんな味がするのか。
読む人が、とくにおなかの空いた人が たまらなくなるのか・・。
その表現力に 驚く。
単に「おいし~い」というだけしか能の無い人には、
ぜひ 読んで 感動してほしい。
<写真> 日本経済新聞2011.12.20.夕刊。生活のページ。